何を着るか?どう着るか?の前に考えたい、とても大切な1つのこと
- 2019/01/25
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先日、中学の頃の友人と再会してきました。もう、20数年ぶりの再会という仲間もいました。私は何回か引越しをした関係で、転校などもしているのですが、でも多感な時期を過ごしたその場所の友人たちは、私のルーツですし、生まれた場所よりも故郷という感覚が強い場所でもあります。そんな友人と久しぶりに会い、飲み、語らい。とても良い時間を過ごせました。楽しすぎて終電を乗り過ごし、ほぼ一晩中一緒にいられたのは、とても良い時間でした。
そんな久しぶりに会う友人たちも、私の仕事は知ってくれていたので、ファッションの話も少し出てきました。そんな中で、今回は改めて基本中の基本に立ち返ったお話をしましょう。
「何を着るか」はどれくらい大事なのか?
ファッションにおいて、格好良くなりたい時にまず多くの人が考えるのは「何を着れば良いのか?」だと思います。あなたはどうでしょうか?
私も、ファッションなんてよく分かっていない大学生の頃はそうでした。自分を完全無欠のナイスガイに魅せてくれる服がこの世のどこかにあるのだと思っていました。とんだ妄想ですよね。しかしここまでは分かっていたとしても、格好良くなろうとする時、やっぱり新しい服を買うことを考えてしまう人は少なくないでしょう。
私がいつもお伝えしているのは「『何を着るか?』ではなくて『どう着るか?』ですよ」という事。そこに自分らしさや格好良さが宿るのです。ただね、実はこれよりも手前に大事な事があるのです。何なのか、分かりますか?
大切なのは「何を着ないか?」
ファッションの基本中の基本として大切なのは「何を着ないか?」なのです。これ、かなり大事ですよ。格好良くなっていく過程でこれが出来ていないと、格好良くなるスピードは格段に落ちてしまうのですから。
特に大人の我々は、下手をすると学生の頃の服をまだ持っていたりします。持っていなくても、同じような服を買い続けている男性は結構います。ずっと同じ格好を続けていて「昔から全然格好良くなれないなあ」と思うのは、まあ当たり前ですよね。そこから格好良くなろうとする時には、まず新しい服を買うのではなく、いまある服のどれを「着ない」と決めるかが大切。
これってファッションに限った事ではありませんよね。何か変化を起こそうとして行動を始める時にはどんな行動を起こすか?どういう行動を起こすか?という事の前に「これまでのどんな行動を辞めるか?」というのがとても大切です。これが出来ていないと、自分の生活の中に新しい行動を入れ込む余地が充分に取れず、最初は頑張れたとしても、直ぐに無理がきて疲弊してしまいます。これでは、新しい変化はなかなか起こせないもの。ファッションにおいても、まず考えたいのは「何を着ないか?」なのです。
「着ない」事をオススメする服
さて、では格好良くなるためには何を「着ない」のが良いのか?というのが問題になってきますね。具体的には人それぞれなのですが、その中でも一般的に「これを着ていると格好良くなりづらい」という服たちを列挙してみましょう。
・学生の頃から着続けている服
・スウェットなどジャージ素材の服
・フード付きの服(パーカーやコートなど)
・破けたり汚れている服
・サイズの合っていない服
・原色など派手な色や柄の服
・なんとなく持っているチェックのシャツ
・動きやすいだけの服や靴
・とりあえずで買ったメガネ
・毛玉の付いた服
・穿き込み過ぎたジーンズ
ざっと挙げるだけでもこれくらいあります。
どうでしょうか?この中であなたが着続けているものはありますか?もしあるなら「着ない」と決断する事で格好良くなる道が拓けるかもしれません。ちなみに「着ない」というのはどんな時も、なのですよ。「コンビニに行くくらいならいいか」とか「知っているヤツには誰にも会わない予定だからいいか」なんてのもNG。
こうなってしまうと、服に一軍、二軍なんていう様なグループ分けをしがちになってしまいます。これ、オススメできない考え方です。私の周りでオシャレな人たちは「どれも一軍だけど、目的別に分かれている」という様な服の持ち方をします。「取り敢えず」とか「テキトーで良い服」なんてないのです。
まずは「格好良くなる事を妨げる」服を一掃してみましょう。それだけでも、あなたの装いのクオリティは上がるものですから。