重要なのは立地?家賃?開業の物件選びのコツとは
- 2019/03/02
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物件選びは立地が重要
独立開業しようとする時、まず行わなくてはならないのが「物件選び」です。ネットメインの情報商材系や通販、顧問業、訪問系の事業であればあまり関係ないのですが、飲食や小売など不特定多数の個人客相手に対面で何かサービスを行う類の仕事である場合は立地条件が極めて重要な要素となります。
どれだけ良い商品やサービスを扱っていても、消費者が訪れにくい場所や気づかない場所に店舗を構えていると全く売上はあがりません。
逆に、認知度は高まりやすくとも賃料がめちゃくちゃ高い物件である場合は結局は経営を圧迫してしまい非効率となってしまいます。
そろそろ独立したり現在行っている副業を更に大規模化しようと考えている人も多いと思います。今回は、店舗を用意して何か事業を始めようとする場合の立地に関する考え方を解説していきましょう。
ターゲットと商品、立地をマッチさせる
小洒落たフレンチレストランが学生の多く住む街にあってもなかなか繁盛しないでしょう。逆に高級住宅街に大衆居酒屋を作っても客足は微妙であることは簡単に予想できます。
起業して犯しがちな失敗の一つとして「ターゲットが曖昧」というパターンがあります。幅広い客層を取り込もうとするあまり、店の特徴がぼやけてしまい結果的に「誰に対しても刺さらない店」になってしまうのです。
店や事業を運営する上で、ターゲットは確実に絞り切らなくてはいけません。例えば筆者はトレーニングジムを運営していますが、ボディメイクを目的とする意識の高い若い人たち狙うのと、健康志向の高齢者層を狙うのとでは集客戦略も店作りも全く異なります。ここを混ぜこぜにしてしまうと結局誰からの支持も得られないのです。
狙うターゲットと提供するサービス、そして立地は全て整合性がとれるようにリンクさせなければいけません。単に一等地を狙うだけでなく、商圏にどんな人が住んでいるのか考えなくてはいけませんし、不動産選びの時点で自分の商売とマッチしているか確認しておく必要があります。もちろん、資金が少ないからといってひたすら賃料が安い物件だけを探すのもNGです。店を出すことが目的なのではなく、店を軌道に乗せて稼ぐことが目的だからです。
立地が良くても失敗する場合
駅前一等地なのに客が集まらない。顧客ターゲットも絞り込めてるはずなのに…そんなケースも少なからずあります。
原因は様々ですが、立地絡みでよく見られるのが「空中」や「もぐら」物件の場合です。
空中というのはビル等の2階以上の階にある物件。もぐらというのは地下にある物件を指します。これらの店舗は一階にある路面店と違い外からの認知度が大きく低下するのです。歩道から店内の様子を伺うことができないため心理的に入店のハードルが高くなってしまうという面もあります。
業種にもよりますが、駅前一等地の空中や地下に店を出すくらいなら少し離れた路面店を選ぶべきです。ネットで事前に店を調査してから訪れるような業種(まさにパーソナルトレーニングジムなど)でない限り、一見のお客さんを取り込むためには空中や地下の店舗は相当不利であると認識しましょう。
不利な立地はネット集客でカバーしよう
ここまでちょこちょことネット集客についても触れてきましたが、現状ほとんどの業種において集客を最も効率良く行えるツールは「ネット広告」です。
ネット広告には様々な種類がありますが、例えばFacebook広告の場合、狙った地域や年齢層にターゲットをかなり絞り込んで集客を行うことができます。
またTwitter広告の場合は、特定のアカウントをフォローしている人だけに広告が打てるためより趣味嗜好に特化した広告戦略をとることができるのです。
ネット集客はとても奥の深い分野ではありますが勉強すればする程、面白い!と感じられる世界です。今後起業を考えている人は、商品と立地、そして集客方法を全て融合させて事業戦略を考えていくよう意識しましょう。