オヤジだからこそ覚えておきたい中間管理職での使えるテクニック
- 2017/04/07
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中間管理職とは
中間管理職といえば、幹部社員と平社員の間に挟まれて身動きがとれないポジションとのイメージがあります。しかし、どこからどこまでが中間管理職になるのかの定義が固まっているわけではありません。一応、管理職の中で中間にあるものといわれてはいます。例えば、従業員の役職に主任・係長・課長代理・課長・次長・部長がある会社の場合、上と下の両方を持っているのは、係長から次長までです。
しかし、一般に労働組合員となり得る課長未満を管理職とは呼ばないとする見解があります。それに従えば、課長代理までは中間管理職には入りません。上記の例では、課長・次長・部長が管理職となり、中間に位置するのは次長となります。また、管理職の中で権限がそこそこである中間部分という観点からは、課長や次長クラスを中間管理職と考えることができます。いずれにしても、概ね課長あたりと考えておけばよいでしょう。
もっとも、このような定義に大きな意味はなく、役職がついて部下か部下に準じる人間がいて、同時に上司もいる人は中間管理職と言えます。他社の課長並みのサンドイッチ状態になっている係長がいる会社なども存在しますから。重要なのは、上からのプレッシャーと下からの突き上げなどがある点です。
オヤジ世代なら、主任か部長か、管理職の一角に座っている人も多いでしょう。自分は、まだその状態になっていないという場合でも、そのうち挟まれる可能性があります。
下を守り上に応える中間管理職
中間管理職はサンドイッチにされるだけが任務ではありません。経営側や上級管理職が求める仕事を部下に的確に指示し、部下の成果をちゃんと上に知らしめる機能も持っています。実は、この部分が不完全だとシンドイポジションになりやすいと言えます。
上の指示をちゃんと下に周知できない、下の成果を報告しないというのではどちらからも評価されません。上からは無理難題をいわれ、下からは反発されるだけが中間管理職の悲哀ではないのです。
これでは、中間管理職になっても意味がなさそうですが、中間管理職にもメリットはあります。まず、そこまで上位のポジションではないので責任が限定的である点です。会社によっては、部下と大して変わらない役回りにもかかわらず、地位と手当てがしっかりもらえるところもあるようです。そして、部下の手柄が自分の手柄になる点も見逃せません。ただし、確信犯的に部下の手柄を横取りするのは別の話です。部署としての成績が上がれば、マネジメントの部分で評価されます。
もうひとつ、部下の評判が良い中間管理職はいつまでも同じポジションにいて、部下に嫌われる中間管理職は出世していくとの都市伝説?もあります。どちらが有能なのかを一概に決め付けることはできません。
オヤジが生き残る道は、自分の所属する組織がどのような社風かを知ることかも知れません。上にモノを言ってでも部下を守るスタイルで生き残れる組織なのか、言葉は悪くても上に従っていれば安泰の組織なのか。オヤジの決断は容易ではありません。