アメリカで導入率40%超!テレワークのメリットとデメリット
- 2018/06/21
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アメリカのテレワーク事情
日本でも、少しずつ増えているテレワーク。
しかし世界トップの経済大国であるアメリカではその普及はさらに進んでおり、およそ40%以上の企業がテレワークを導入していると言われています。
それだけ普及が広まっているのは、テレワークにそれだけの利点があるからこそ。
ここでは、そんなテレワークの特徴をご紹介したいと思います。
テレワークって?
テレワークとは、パソコンやタブレットを用いて場所や時間にとらわれずに仕事を行う形態のことです。
在宅ワークと同じ扱いをされる事もありますが、厳密には在宅ワークはテレワークの一部と言えます。
ITが発展した現代だからこそ出来ることで、今いる場所を即座に職場に変える柔軟な働き方と言えます。
通勤時間を省ける
仕事のために仕方がないこととはいえ、毎日の通勤時間は余計な時間と言えば余計な時間。
しかしテレワークでは、そうした通勤時間を0にすることが可能。
そのぶんの時間を仕事や、他のことに使うことが出来ます。
これは労働者にとって、そして企業にとっても大きなメリットです。
効率性が重視されているアメリカでテレワークが広まっているのも、当然と言えば当然のことと言えるでしょう。
静かな環境で仕事ができる
他にも社員がいるから当たり前と言えば当たり前ですが、会社というのは結構騒がしいもの。
職場によっては、電話も頻繁に鳴り響きます。
しかしテレワークなら自分で静かな場所を選んで仕事をすることができるので、より集中して仕事ができるというメリットがあります。
同じ時間仕事をするにしても集中しているのとしていないのでは、その効率に大きな違いが現れます。
仕事が早く終われば、それだけプライベートな時間を充実させることもできます。
非常時に強い
テレワークを導入することにより、非常時のリスクを分散させることもできます。
例えばオフィスのある場所に災害が起こったり、インフルエンザなど病気が蔓延したり・・・。
そんなことが起こると場合によっては事業をストップせざるを得ませんが、テレワークを導入しており各地に社員がいるのであればそのリスクを軽減させることができます。
この点も、テレワークの大きなメリットと言えるでしょう。
テレワークにはデメリットも
ここまでは良いことばかりを挙げてきましたが、テレワークにはデメリットと言える部分も存在しています。
まずは、誰にでもテレワークの適正があるとは限らないこと。
たとえば会社にいないことでむしろ仕事をサボってしまう社員もいるかもしれませんし、パフォーマンスを大きく落としてしまう社員もいるかもしれません。
また直接的なコミュニケーションも不足しがちで、それによる仕事への弊害や人間関係を狭めてしまうリスクもあります。
こうしたデメリットもあるためかテレワークを導入している企業でもその頻度は週に1~2回にしている所も多く、毎日会社以外で仕事をしている人はむしろ少数派となります。
これからのテレワーク
テレワークは今後どうなっていくのか。
今後もITが発展していくこと、そして効率性を求める時勢を思えばますます広まっていきそうなものですが、実はそうとも言えません。
アメリカの大企業にはテレワークを廃止する所も出てきており、その理由として一部社員のずさんな勤務実態も挙げられています。
他の企業も追随すれば、今後は減少していく可能性があることも否定することはできません。
遠隔で管理できるシステムを強化すればずさんな勤務は減るでしょうが、それはテレワークの自由性という長所をいくらか失ってしまうことにもなります。
いかに便利になっても、結局仕事をするのは機械ではなく人ということでしょうか。