各社が力を入れまくっているけど本当にこれからの覇権はIoT家電なの?
- 2018/01/21
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IoTってなんぞや?
ちょっと目を離している隙に、いろいろとカナ文字、英文字の単語が増えているのが昨今の状況です。そんなオヤジの目に飛び込んでくる回数が増えているのがIoTだといえるでしょう。あれもIoT、これもIoTといわれていますが、IoTってなんぞや?
IoTは英熟語の頭文字です。
Internet of Thingsがその言葉であり、直訳するとモノのインターネットとなります。なんのこっちゃですが、IoTとして使われる場合は、インターネット接続ができるアイテムのことだと考えておけば間違いありません。
そして、単にインターネット接続が可能というだけでなく、インターネットを利用した情報のやり取りによって活用ができる商品であるといえます。IoT家電は、まさにインターネットによって新しい商圏を生み出すものだともいえるでしょう。
スマートフォン全盛期である現在では、スマホにコントロール用のアプリをインストールして使う形が一般化しつつあるようです。
さて、各社がIoT家電に力を入れていますが、IoT家電は家電業界の覇者たり得るのでしょうか?
それを考えるにあたり、IoT家電の現状を確認しておく必要があります。
まず、分野としては家事にかんするお掃除家電や調理家電、趣味や仕事に使う情報家電、その他の家電があります。
お掃除家電では、ロボット掃除機であるルンバもIoT家電化しています。外出先からスマホを使ってルンバを遠隔操作すれば、帰宅する前にお掃除が終わっているという便利さを得ることができます。
調理家電の分野では、ネスレ日本のコーヒーマシンであるバリスタiが多く見られるといえます。先代のバリスタTAMAのユーザーだったオヤジで、無料交換キャンペーンを利用してこのiに交換した人もいるかと思われます。スマホから指令を送ることで、泡立ちや濃さをカスタマイズできる便利アイテムです。
どんどん増えるIoT家電
趣味にも仕事にも使えると話題になっているリコーのデジカメ・シータ。360度カメラですが、手持ち撮影ではスペックを活用し切れません。そこで、スマホ連動での撮影が活躍します。カメラ分野では、ネットワークカメラのスマホ連動も進んでいます。
さらに、スマホで鍵の開け閉めができるスマートロック「キュリオ」なるものも人気爆発が期待されるIoT家電です。鍵が家電?という感覚は昔のものとなったのでしょうね。従来の常識では、遠隔操作でサムターンを物理的に回すには、そこそこ大掛かりな電気錠システムが前提だったかも知れません。それは家電などではなく、警備の領域です。しかし、キュリオならお手軽に遠隔操作が可能です。
究極のIoT家電と呼べそうなのが、不在時のベッドの利用を察知して通報してくれるスマーットレスです。日本で売られている情報は確認できませんが、生まれた国スペインでは自宅での浮気が減ったとか減らないとか…。
さて、ここまでありとあらゆる分野に広がりを見せるIoT家電ですから、そのうちすべての家電がIoT化することも十分に考えられることです。一例としてあげたルンバやバリスタなどは、多くの家庭に導入済みでしょう。それを実際にスマホ連動で使っているかどうかは関係なく、家電がIoT化することはあり得ることです。
ただし、そうなるためにはコストダウンが前提となります。家電によってはIoT化によるコストアップが大幅なものになる可能性があります。そうすると、使うかどうかに関係なく、標準でIoTというわけにもいかないでしょう。むしろ、これまでにない家電をIoTからスタートさせたほうが簡単かも知れません。
とはいえ、遠隔操作黎明期からかなりの年月を経て一気に増えつつあるIoT家電ですから、覇権を握るのも時間の問題といえるのではないでしょうか。スマホを持っていないオヤジには関係ないことですが…。