SNS依存と予約無断キャンセルの関連とは?
- 2017/12/24
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スマホがないと生きられないの?
2017年12月には、女子高校生がイヤホンとスマホを使いながら自転車を運転し、おばあさんに激突して死なせる「事件」がありました。自己の身に危険が生じやすい歩きスマホに加え、加害者となりやすい自転車スマホの問題も急増しています。
20年程前には、歩き携帯や自転車携帯の問題が生まれました。あの当時は、文字通りの通話か、メールのやりとりに夢中になるものでした。
時代が変わって、現在ではツールとしてのスマホとSNSが全盛です。昔のメール全盛時と比べても、密度の濃い利用をしている人が増えているといえるでしょう。かつてのメール依存では、一部の人々がのめりこんでいただけのように記憶しています。対して、スマホ依存では、誰もが普通にスマホ・スマホとやっているといえばオーバーかもしれませんが、確実に裾野が広がっています。
歩いているときや運転中に限らず、四六時中スマホをいじっている光景がそこかしこにあります。LINEは即応態勢が当たり前なのか、既読がつかないと不満になるという話も普通の会話になった感があります。まさに、スマホがないと生きられないの?といった感じです。
LINEやフェイスブック、インスタグラムなどをやらないオヤジからみれば、何をそんなにトリツカレテイルノカと思う有様です。そして、こうしたSNS依存・SNS中毒にかかっているかのような人々と、飲食店に団体予約をしておきながらバックレル人々に関連性があるかもしれないと考えるようになりました。
いささか無理やりのコジツケではないかとの批判もありそうですが、あながちピント外れでもないだろうと考えるわけです。
いつもの「どうということのない」話
毎日、スマホを片時も離すことなく、SNSを使い倒す生活をしていれば、スマホの操作は特別なことではなくなります。ネットを経由した飲食店への予約も、一連の操作の中に埋没してしまうのかもしれません。つまり、イベント事での予約という行為が、昔ほど特別なものではなくなっているのです。
昔は、こんなに携帯端末をいじくりまわす生活をしていませんでした。そのため、イベント事で予約をする行動も非日常的な行いになります。特別なことだからこそ、ちゃんとしたい意識が働くものでしょう。もし、キャンセルしなくてはならない状況に陥ったなら、きちんと連絡を入れて謝り、その後の対応を考えるものです。
ところが、スマホをピコピコやるだけの時代となって、予約の作業も日々の仲間内へのピコピコの延長線上の指の動きに過ぎなくなるとすればどうでしょうか。
そこには、責任などという概念は無く、駄目ならやめればいいじゃんという安易な考えが支配したとしても不思議ではありません。そのための連絡など、仲間とのやり取りより優先されるものでもない。そんな空気があるのではないでしょうか。そもそも、どうということのないピコピコの延長線上にあるのだから、どうということのない話で終わってしまいます。
そうすると、こんなにも一生懸命にやっているスマホ操作とSNSでのやりとりは、実はたいしたことではなかったのだということがわかります。そうしたものと、予約という契約行為が同列に扱われてしまうことは不幸なことです。
SNSはもっと大事なものだ!との反論も聞こえてきそうですが、それこそ人によるのかもしれません。
あくまでも推論の域をでませんが、もし、スマホSNSピコピコの人たちが飲食店の無断キャンセルをやっているのなら、直ちに考えを改めてもらわないといけません。こんなことをオヤジにいっても意味がないと考えるところですが、社会の中核を担うオヤジ世代こそ、この手の問題に敏感でありたいものです。
無断キャンセルで莫大な損害を被る小規模店舗が二度と出ないために、オヤジとして何ができるかを考えましょう。