最低でも2本は欲しい賢い傘の選び方
- 2016/10/21
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両方欲しい標準張りと深張りの傘
今年の8月・9月は雨の日が多くて憂鬱でしたよね。台風の影響で傘を買い替えた方もいるかと思います。傘といえば、300円程度で買える格安ビニール傘から数万円するものまでありますが、ヤジアップ世代の男性であればビニール傘は避けたいところ。ビニール傘はどうしても見劣りするので、女性目線で持つのが許されるのはせいぜい20代までです。
さて、傘は値段の他にも長さや形状、デザインもさまざまですが、可能であれば標準張りと深張りの2つのタイプの傘を持つことをお勧めします。標準張りというのは「スタンダード」と表示されていることもありますが、開くと横方向に広がるタイプです。一方で深張りは「バードゲージ」ともいわれ、その名の通り鳥かごのような下に向かって広がるタイプの傘のことです。
男性でも女性でも、圧倒的に人気なのは標準張りですが、深張りの傘は頭の上から体を覆い隠すような形状なので、風は弱いけれど激しく雨が降っている日や大切な荷物を持っているとき、洋服を濡らしたくない日などにお勧めです。
長さと開き方で選ぶ傘
傘といえば、長さも気にしたいところです。一般的に傘の長さは、親骨の長さのことを指しています。親骨というのは傘の先端である石突から生地を留める露先までに伸びる骨のことです。男性用の傘であれば親骨の長さは65~70cmの物が多くなっており、この長さを全長で表せば、90~100cmほどとなります。好みの問題ではありますが、傘を腕にかけたり柄を握ったりするときに石突が床に着く方が便利です。石突が床に付かないと水滴ポタポタと垂れるので他人の足元を汚してしまう可能性があります。
そして、傘の開き方はワンタッチで開けるジャンプ傘と手開きがあります。ジャンプ傘は便利ですが、開くときに水滴が飛ぶので周囲に気を配る必要があります。一方で手開きの傘は開くときの所作は綺麗に見えますが、長めの傘の場合ランナーを押し込むのに力が必要ですし、荷物を持っていると不便です。
骨の数と素材で選ぶ傘
一般的な骨の数は8本です。傘の骨は基本的に偶数であり8の倍数が多いため、16本や24本の傘も見かけます。8本より16本の方がシルエットが美しく丈夫であるために最近ではビジネスマンにも人気がありますが、骨は鉄製であるため数が2倍、3倍になればそれだけ重量も重くなります。この問題を解消するため、軽量であるグラスファイバーが使われていることもありますが、鉄と異なり万が一折れてしまったとき、繊維が剥き出しになるので触れると怪我をします。
傘の手入れ方法
せっかく良い傘に巡りあって、高いお金を支払っても手入れが悪ければすぐに使えなくなります。骨の素材がどのようなものであれ、しっかり水気を取らなければ骨はサビますし生地はカビます。傘は開いて陰干ししましょう。
撥水効果が落ちてきたら、ドライヤーの風を当てたり防水スプレーを吹きかけたりすると良いでしょう。また、傘の修理を行う店舗では生地だけを張り替えることもできます。