誤解しないで!ボディビルディングに関する勘違い集
- 2016/11/23
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ボディビルダーはナルシスト?!
筋トレ界のエキスパート。筋肉のサイズはもちろん体脂肪の低さという面で見てもボディビルダー以上の体作りのエクスパートは存在しないと言えるでしょう。
しかし、本来は尊敬されるべきボディビルダーも世間一般的にはどうも…あまり評判が良くないですよね。どうやら多くの誤解や間違った先入観を持たれているようなんです。
というわけで今回はボディビルダーの名誉回復を願って(笑)、その本当の姿に迫ってみましょう!
まずは、第一の誤解。「ボディビルダーってナルシストなんじゃないの?」に対する解答です。確かにボディビルダーってしょっちゅう鏡を見ていますよね。いろんなポーズまでとったりして。あれってやっぱり自分の筋肉美に酔いしれてるんでしょうか。
実はこれはとんでもない誤解。いや、半分くらいは誤解なんです。と、いうのもボディビルという競技では筋肉の細かな部分まで審査員から徹底的にチェックされます。もちろんポージングの完成度もとても重要。競技の結果に直結する自分の体のコンディションを、鏡で頻繁に確認するのは当たり前の事といえるでしょう。スポーツ選手が自分のフォームを常にビデオチェックするのと同じ意味があるのです。
ボディビルダーの筋肉は力がない?!
次にこれもまたよく言われている誤解ですね。ボディビルダーの筋肉は「見せ筋」であって力が無い、という話。
生理学的に考えて、力を発揮できない筋肉というのは存在しません。そもそも、ボディビルダーのトレーニング風景をちょっとでも見たことのある人であれば、その内容がいかに過酷であるかはご承知のことと思います。
例えば、大胸筋を鍛えるためのベンチプレスという種目。一般的な成人男性の場合最大50kgくらいしか挙げられないものですが、一流のボディビルダーは200kg近い重量をポンポン挙げていきます。これで力がないというのはちょっと…ですよね。
プロテインで作った筋肉は見た目だけ?!
これもまたわけの分からない誤解。ボディビルダーに対する勘違いというより、どちらかというとプロテインに対する勘違いといった方がよいかもしれませんね。
そもそもプロテインというのを体を膨らます怪しげなクスリだと思っている人が未だに多い事に驚かされます。
プロテインは単なるタンパク質の粉です。最もポピュラーな「ホエイ」と呼ばれるタイプのプロテインの原材料は牛乳です。牛乳を特殊な方法で濾過し不純物を取り除いてタンパク質だけを取り出したものがプロテインなのです。
プロテインはサプリメントというよりもどちらかというと食品に近いものです。保存が効きますし低カロリー。それでいて手軽に筋肉の材料であるタンパク質を補給できますからボディビルダーだけでなくサッカー選手や野球選手等、ほとんどのアスリートがプロテインを利用しているのです。
筋トレしてると背が伸びない?!
この誤解が生まれた理由はおそらく「一流ボディビルダーには背の低い人が多い」ことが理由だと考えられます。しかし、結論から言うとこれも全くの嘘・デタラメなんです。
現在のところ筋トレが身長の伸びに悪影響を与えるという根拠は見つかっていません。むしろ適度なトレーニングを通じて骨や筋肉が刺激されると共に、栄養を多めに摂取することで骨格は大きく成長すると考えられています。
ただし、10代のうちに高重量を担いでのスクワットやデッドリフトをやりすぎると関節に負担が掛かりすぎてしまう可能性もあるのでそのような種目は控えるべきでしょう。
また、背の伸びには筋トレは影響を与えませんが、成人してからのトレーニーが筋トレをしすぎたせいで背が縮んだという話はたまに聞かれます。
縮んだと言ってもせいぜい1センチ程度なのですが、これもやはりスクワットやデッドリフトで骨と骨の間の部分が数ミリずつ潰れてしまった結果といえるかもしれません。