オヤジの体には油が必要?!健康に役立つ脂質を解説!
- 2018/08/03
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「油=敵」じゃなかった!
油といえばダイエットや健康の大敵。可能な限り口にしない方がいい…そう信じ込んでいるオヤジがほとんどではないでしょうか。
ところがどっこい、実は油にも「良い脂質」と「悪い脂質」があるんです。良い脂質は必ず一定量は摂取しないと肌がガサガサになったり、男性ホルモン減少の原因となってしまいます。また、良い脂質の摂取量が少ない事が原因となり病気になってしまう可能性まであるのです。
今回は、体に良い脂質について正しい知識を解説するとともに、具体的にどのように摂取すればいいのか、その方法についても言及していきましょう。
必須脂肪酸の重要性
脂質とはそもそも「生物から単離することのできる不水溶性の物質の総称」というのが正確な表現であり理解です。脂質は高いエネルギーを持ち、1gにつき9kcalもの熱量を保持しています。そのために、ダイエットや減量時には忌み嫌われるわけですね。
ただ、脂質は体にとって有用な効果ももたらします。例えば脂溶性ビタミンを吸収を助ける働きなどが代表的です。
脂質は90%以上の脂肪酸を含みますが、この脂肪酸の分類方法の一つに「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」というものがあります。細かな定義は割愛しますが、結論としては不飽和脂肪酸の方がザックリ言って体に良い。と覚えておいてください。
また、もう一つ大切な切り口として、必須脂肪酸は必ず摂取すべき、という点も挙げられます。
必須脂肪酸というのはn-6系多価不飽和脂肪酸(リノール酸、アラキドン酸)やn-3系多価不飽和脂肪酸(α-リノレン酸やEPA、DHA)を指します。普通の食生活を送っている場合n-6系多価不飽和脂肪酸については不足することはあまり考えられないのですが、問題となるのは、n-3系多価不飽和脂肪酸の摂取量です。
よく耳にするEPAやDHAって何?
EPAはイコサペンタエン酸の略称。DHAはドコサヘキサエン酸の略称です。この2つは最低でも毎日合計1000mg以上は摂取すべきであるとされています。
EPAやDHAが不足すると子供の場合は皮膚炎や成長障害になるリスクがあります。また細胞膜が劣化しやすくなり外見的な老化もかなり早まってしまうのです。
筋トレやスポーツの場面においてもEPA、DHAは注目されています。これらの脂肪酸をとることで、筋肉の発達の促進、筋疲労からの迅速な回復が可能となります。その結果トレーニング頻度を増やすことにも繋がり、より高い競技成績を叩き出せるようになるのです。
その他、EPA、DHAには血管の柔軟性を高める働きがあり持久系のアスリートにも人気となっています。ジョギングを日課としている人などにも適した脂肪酸と言えるでしょう。
魚を食べよう!サプリも飲もう!
さて、ご存知の方も多いと思いますがEPA、DHAは青魚に多く含まれています。カツオやサンマ、イワシそしてカツオなどに豊富です。
これらの魚を毎日100g程も食べればEPA、DHAを相当量確保することができます。サバ缶などには含まれているEPA、DHAの量が記載されている商品も多く、参考にしてみると良いでしょう。
また、サプリメントで補う事も大切です。オメガ3やフィッシュオイル、EPA、DHAと表記されているサプリメントを食後すぐに飲むようにすると効果的です。魚が苦手な人も多いですし、なんだかんだで毎日魚を食べるのは難しいという人もいるでしょう。そのような場合はサプリメントの方が安価ですし持ち運びも可能なので便利だと言えます。
脂質を全て嫌ってはいけません。意識して摂らなければならない必須脂肪酸(n-3系多価不飽和脂肪酸)は体脂肪にはなりにくいですし、それ以上に体の健康を守るためにも重要です。
逆に揚げ物や菓子パンなど、体に害悪となる脂質は徹底的に排除しなくてはいけません。