国産プロテインは国産じゃない?!誰も話さない真実とは
- 2018/07/09
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日本産プロテインを飲んでいる貴方へ
筋トレやダイエットに頑張っている皆さんの中には、毎日プロテインを飲んでいるという人も多いと思います。
プロテインはその名の通りタンパク質を摂取するためのサプリメント。プロテインにはいろいろな種類がありますが、一番ポピュラーなのは「ホエイ・プロテイン」ですね。
ホエイとは日本語で乳清のことを指します。乳清はチーズやヨーグルトを作る時に産出される副産物になります。
さて、ホエイプロテインにはざっくり大きく分けて国産品と海外品がありますよね。皆さんはこの二種類の違いについて意識していますか?日本人の多くは国産品は安心で品質が良い。逆に海外品は信用できない。と考えています。
しかし、少なくともプロテインに関してはこのような考え方は完全に間違っているのです。実は国産品とされるプロテインもその原料であるホエイは、海外からの輸入物なのです。
製造元に問い合わせてみた!
というわけで筆者は日本の有名なプロテインメーカー数社に実際に問い合わせをしてみました。具体的には明治(ザバスシリーズ)、グリコ(パワープロダクションシリーズ)、ドーム(DNSシリーズ)、リアルスタイル(ビーレジェンド)です。
その結果としては、ホエイそのものを日本国内で製造しているというメーカーは一社もありませんでした。
全て、ホエイの粉を他国から輸入し日本で味付けや添加物を加え、パッケージングして販売している、とのことです。
さて、皆さんこの事実をどう思いますか?日本製のプロテインは安心安全で海外産はなんだか怖い…そう思って国内産プロテインを選んでいた人にとっては衝撃的なのではないでしょうか。
まるで、アメリカ産牛肉を輸入し、日本国内でカットしてパッケージして「日本産のカットステーキ肉です」と称して店に並べているのと同じですよねコレじゃ。
正直言って筆者はあまり納得できません。
国産プロテインの存在価値って…
現時点で日本の国産プロテインの存在価値はほとんどないと言えます。敢えて言えば流通網がしっかりしているので店頭で買いやすいという点くらいでしょうか。どうしてもプロテインを買いたいという時に直接買うことができるのは便利といえば便利かもしれません(ほとんど無いシチュエーションだとは思いますが)。
つまり日本メーカーが販売しているプロテインは、無知なユーザーの存在によって支えられていると言ってよいでしょう。
日本はハッキリ言ってフィットネス後進国です。フィットネスに参加する割合や投じているお金は欧米諸国に大きく劣ります。同じアジアの韓国よりも下です。おそらく近いうちに中国にも追い抜かれるでしょうし一部の東南アジアの国々にも抜き去られると考えられます。
その原因の一つは未だに根強く残る「日本製品こそ世界一」という根拠のない自信です。世界は後進国の作る製品には見向きもしません。値段がかなり安ければ別ですが、日本は値段に関しては一人前以上に高いですからね。
高かろう悪かろうでもユーザーがその商品を選び続ける限り、製造元、販売元の体質は変わらないでしょう。
筆者のプロテイン選び
ホエイは世界的に見て、アメリカやオセアニアで作られている物がほとんどです。また、欧州は乳製品文化が発達していますから自分たちの身近な地域で作られるホエイを利用しているプロテインメーカーがほとんどですね。
つまり、味付けの問題を除けばホエイプロテインというのはどのメーカーでもほとんど品質は変わらないのです。もちろんWPCなのかWPIなのか。また、アミノ酸や消化酵素をプラスアルファで追加しているかどうかといった違いはありますが。
筆者はプロテインはとにかく値段の安い、フィットネス先進国の製品を購入し大量に摂取します。体を育てるためにはチマチマ飲んでいても仕方ありません。量が必要なのです。
ケチケチしないで大量摂取するためには値段が安くなければいけません。プロテイン選びの優先順位を自分なりに明確化し、本当に優れたプロテインを選ぶようにしましょう。