生活習慣病防止、ダイエット、若返り、納豆の効果が凄い事になっている

  • 2018/02/17
  • ボディメイク
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  • 沖倉 毅
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世の中に様々な健康食品やサプリメントがあるが、問題なのは、これらを『続けられるか』という事だ。
最大の難関が、コストパフォーマンスである。効果があっても、お財布に厳しければ続かない。

そこでお勧めしたいのが納豆だ。安くてどこにでも売っている。
納豆1つ食べるだけで、ヤジアップ世代が直面する、ありとあらゆる問題を解決できる事が近年の研究で明らかになってきた。

 

血栓を溶かし脳卒中を防ぐ

納豆の最大の特徴は納豆菌に含まれるナットウキナーゼと呼ばれる酵素である。
実験用に作った人工血栓であれば、2時間で溶かすという溶解力を持ち、体内の消化酵素に強い。

胃酸の直撃を避ける意味で、空腹時を避け、腹3分目になった所で食べるだけで腸まで納豆菌が届くのだから、腸内環境正常化にも役立つ。

血栓を溶かす力があるという事は、脳卒中、心筋梗塞、動脈硬化など血栓が出来て周囲の細胞が壊死する病には効果があるという事になる。

血栓を溶かし脳卒中を防ぐ

岐阜大学の永田知里教授のチームは、岐阜県高山市で、約3万人の住民を対象に16年間、食生活のアンケートを取り、追跡調査した結果、納豆の摂取量が多いグループはそうでないグループに比べ、循環器系の疾患の死亡率が低く、特に脳卒中の患者は3割も低い事が明らかとなった。

研究チームは、米国の臨床栄養学の学術誌『American Journal of Clinical Nutrition』に研究結果を発表。
昨年の2月に研究結果が掲載された。

血管内に出来た血栓を溶かしてくれる酵素が含まれているのは、今の所納豆しかない。
ナットウキナーゼは、食後4時間で効果が引き出され、6~8時間効果が持続する。
その為、食べるとすれば、朝と晩がお勧めだ。

血栓溶解の注射薬として知られているのが、ウロキナーゼ

血栓溶解の注射薬として知られているのが、ウロキナーゼだ。
静脈や冠動脈の注射用のウロキナーゼは1本の薬価が9000円近くする。
その他の部位でも、1000円~3000円するのだから、即効性があるとはいえ、おいそれと使える代物でないのが判る。

ウロキナーゼの効力は20分しかないが、納豆の効果は遅延性とはいえ、理論上では6時間持つようになっている。
しかも1パックの納豆にウロキナーゼ16万円相当のナットウキナーゼが含まれていると研究結果で発覚したら。

高血圧や、中性脂肪が気になる人は、明日から食べざるをえないだろう。

 

納豆はお得な三拍子

血栓ができる程、不摂生をしていないし、糖質制限もしているから、納豆をがむしゃらに食べる程でもないという人もいるかもしれない。

納豆は隠れ脂肪肝や膵臓にダメージを与える隠れ糖尿病の予防、対策にも役に立つ。
炭水化物や甘いものを食べるのは控えているが、プロテインを飲み、肉とワインはよく食べる人にも向いている。

納豆に含まれるレシチンは、インスリンの分泌を促進し血中に流れるブドウ糖の量を減少させるので、
糖尿病抑制効果がある。血糖値上昇を抑制するビタミンB2も含まれているので、なおさらだ。
レシチンは、血液をドロドロにする悪玉コレステロールや中性脂肪を除去する役割も果たすので、高脂血症の予防にもなる。

納豆はお得な三拍子

動脈硬化や脳卒中の予防になるのは、ナットウキナーゼだけでなく、リノレン酸や大豆イソフラボンの効力もある。
リノレン酸は、血管をしなやかかつ、強くする働きがあり、大豆イソフラボンは血栓の原因となる、血小板の凝集を防ぐ働きをする。

大豆イソフラボンは、性ホルモンの低下を疑似的に抑える役目も果たすので、前立腺ガンの予防にもなる。

NTTデータの研究によると、1か月に1日1パック男女52人に納豆を食べさせた所、便秘もちの被験者25人中、20人に改善の結果がみられたという。
コレステロールや中性脂肪の値の高い人が納豆を食べると、数値が改善される事も判明した。
腸内環境の悪化は万病の元である。これが一か月で改善されるという事は、試してみるべきだろう。

性ホルモンの低下を疑似的に抑える役目

ちなみに筆者の水泳仲間で、長年便秘に苦しんでいる人がいるが、彼女は1か月に1パックしか納豆を食べない。
納豆は水溶性食物繊維を含むので、酵素があるので便秘が改善されるのだが、便秘で悩む彼女は、もずくや昆布など、水溶性食物繊維の食べ物を殆ど食べず、野菜ばかり食べているのだ。

 

食べるなら、ひきわりがベスト

売り場に、様々な種類が並んでいる納豆のパックだが、どれを食べれば効果が出るの、と聞かれれば、ひきわりがベストだろう。

食べるなら、ひきわりがベスト

ひきわりにする事で、ナットウキナーゼをはじめとした様々な栄養素の元が納豆菌の繁殖と共に増加する。
どうせ食べるのであれば、栄養価を高めて食べるのがいい。

ナットウキナーゼは熱に弱く70度以上で死滅してしまうので、納豆チャーハン、納豆汁、ほかほかのご飯に納豆、という食べ方をしていた人は要注意だ。
いくら納豆菌が消化酵素に強いからといって、すきっ腹で納豆だけ食べても納豆菌が腸までいきのこるわけがない。
先に口に、他のおかずを2口ぐらい入れてから、納豆を食べると、胃液で納豆菌が破壊される事はない。

納豆は1パック90kcal、低脂肪、高たんぱく、低価格の3拍子

かぎまぜるのも、100回以上かきまぜて、粘り気が出た所で食べる方が良いそうだ。
後、納豆にはビオチンという疲労回復に効力を発揮する成分が含まれているので、卵黄と混ぜて食べるには相性がいい、だが生卵の白身だけはNGだ。

それは生卵の白身にアビシンというビオチンが体内で吸収されるのを防ぐ成分が含まれているからである。
アビシンは熱で効力を失うので、だしまき卵と納豆を一緒に食べるのには問題がない。

納豆は1パック90kcal、低脂肪、高たんぱく、低価格の3拍子が揃っている。
春にむけて地道にお金をかけずに、健康管理、肉体改造をしたい人には、うってつけの食品だ。

この記事の作者

沖倉 毅
沖倉 毅
ビジネスと国際関連をメインに執筆しています沖倉です。 転職経験と語学力を生かし、語学教師とフリーライターをしています。 趣味は定期的に記録会に出る水泳、3000本以上お蔵入り字幕なしも観た映画、ガラクタも集める時計、万年筆、車、ガーデニング、筋トレです。 どうすれば永遠の男前になれるかをテーマに、取材は匿名を条件に記事執筆に勤しみます。
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