卵を制する者は筋トレを制す!もっと知りたい卵の栄養!
- 2017/11/08
- ボディメイク
- 328view
- 食育
- タンパク質
- 健康食品
- 料理
- 筋トレ
- 筋力
- 筋肉
最安のタンパク源?卵!
筋肉の源、タンパク質。これを可能な限りたくさん、安く摂ろうと思ったら肉ばかりを食べるわけにはいきませんよね。料理の手間や調味料まで含めて考えれば鳥の胸肉だってそのコストは馬鹿になりません(しかも飽きますしね)。一方、値段だけを考えればプロテインが最安となりますが、プロテインは精製されたサプリメントですからビタミンやミネラルといった微量栄養素はほとんど含まれていません。あくまでもリアルフードの補助として存在する物と考えるべきです。
では、栄養面でもコスト面でも最も優れたタンパク質食材は一体何なのかと言えばそれは「卵」です。つまり、鶏卵。卵は1個につき6gのタンパク質とその他のたくさんの栄養素を含んでいます。調理方法も多彩ですし何と言ってもその安さは他の食材と比べて軍を抜いています。セール時などは1個あたり10円程度で買えることもあります。
今回は卵の素晴らしさと摂取方法のコツ。そして卵から生まれた今話題のサプリメントについて解説していきましょう。
卵黄は栄養の塊!
トレーニーの中には卵は白身だけを食べるという人もいるようですが、これはとてももったいない行為です。卵の栄養素、そして筋肉を合成する鍵は黄身の中に含まれているのです。
実験でも白身のみの摂取と全卵を摂取した場合の筋肉合成力の比較(タンパク質量は同一に調整済)結果として、全卵を摂ったグループの方が有意に筋肉量が増加することが明らかとなっています。
これは黄身にはたくさんのビタミンとミネラルが含まれていて、これが筋肉合成を後押ししたのだと考えられています。例えば黄身に含まれているホスファチジン酸という脂質は筋タンパク質の合成を促進するシグナルの発動に影響を与えますし、ビタミンAは正常な細胞分裂促します。これらは白身には含まれていない成分です。
調理の仕方で吸収率が変わる
卵は調理の仕方によって吸収率が変化することを覚えておきましょう。
実は卵は生のままでは40%以下の栄養しか体は吸収することができないのです。卵に火をがっつり通して固茹で卵のようにすると吸収率は60%~70%程に高まります。そして半熟卵の場合はなんと90%近くの吸収率となります。卵には軽く熱を入れるくらいで食べるのがちょうど良いと言えます。ジョッキに生卵を入れて飲むロッキー好きもオヤジ世代には多いかもしれませんがあれはパフォーマンスの一種ですからマネしないでおきましょう。
エッグシェルサプリ…ってなんだ?!
それでは最後に、卵から生まれたちょっとマイナーだけど効果が高いと評判のサプリメントを紹介しておきましょう。
そのサプリメントとは「エッグシェル」と言います。直訳すると「卵の殻」ですね。このエッグシェルには2型コラーゲンの産生を促進する力があり、関節の炎症や痛みを防止する効果があると考えられています。
実験でもエッグシェルサプリを30日間服用すると70%以上の関節痛患者の症状が改善されたとのことです。エッグシェルサプリは、グルコサミンやコンドロイチンといった他の関節痛改善サプリ・医薬品と一緒に飲むことで更に相乗効果が得られるとのことです。