ピルやゴムが苦手な女性に人気の「子宮内避妊具」メリットとデメリット、そして副作用は?
- 2017/07/24
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IDUが選ばれている理由
日本では、コンドームやピルを使った避妊方法が有名ですが、コンドームは装着感が気になったり、ピルは飲み忘れるリスクがあったりと、様々なデメリットを伴います。
そんな両者のデメリットを回避したい女性たちに支持されているのが『子宮内避妊具』です。
子宮内避妊具は『避妊リング』『IDU(Intrauterine device)』とも呼ばれ、一度装着すると2~5年間の避妊効果を得ることができます。
妊娠する確率は5年間で2%未満と言われており、避妊率の高さにも注目が集まっています。
IDUのメリット
・女性主体の避妊方法である
コンドームの場合は、男性が装着を拒んだり、途中で外したり、中で外れたりといった不安がありますが、IDUは女性側についているものなので、安心して性行為ができるというメリットがあります。
・一度の挿入で長い間避妊できる
ピルは決められた用量用法を守らなければ避妊効果を得られませんが、IDUは一度の挿入で2~5年持つので手間いらず。
育児や仕事で忙しくてピルの飲み忘れが心配な女性からも支持されています。
・授乳中でも使える(ただし、医師への申告が必要)
授乳中のピルの服用については、母乳量の減少や赤ちゃんへの影響、血栓のリスクなどで意見がわかれています。
IDUは授乳中でも使えるので、計画的な子作りを望むお母さんにも選ばれているというわけです。
IDUのデメリット
・装着も除去も医師が行う
コンドームのように自分で付け外しができないので、手軽さには欠けます。
・出産の経験がない場合は医師への相談が必要
IDUを挿入する際は子宮口を開く必要があるため、出産経験がある女性に向いています。
出産経験がなくても装着は可能です。
・生理の量が増える人もいる
経血が増えて、生理が長引く人もいます。
・定期的に検診を受ける必要がある
装着後は1~3ヶ月以内と1年後に検診を受ける必要があります。
でないと、IDUが本来あるべき位置からズレる等のトラブルを見過ごすことになるからです。
疼痛や不正出血などの異常が見られた場合も、速やかに受診しなくてはなりません。
・性感染症の予防ができない
「長年パートナーとしかセックスしていない(今後もその予定)」という人でない限りは、性感染症のリスクを伴います。
副作用
・疼痛
・おりもの
・腹痛
・月経異常
・不正出血
・過多月経 など
IUDに適している人
・喫煙しているためピルが飲めない人
・育児や仕事、家事などで忙しくてピルを飲み忘れる人
・肝機能に異常があってピルが飲めない人
・コンドームが苦手な人
・女性主体で避妊したい人
・妊娠を望まない人
・次の妊娠までしばらく期間をあけたい人
IDUを装着できない人
・銅アレルギーがある
・カンジダ症以外の性感染症にかかっている
・性器に悪性腫瘍がある
・妊娠の可能性がある など
IDUの費用
自費の場合は3~7万円です。
『月経困難症』『過多月経』と診断された場合は保険が適用されるので、3割負担で装着できます。
IDUもメリットばかりではありませんが、コンドームやピル以外で避妊を行いたい女性にとっては非常に頼もしい存在です。
パートナーがIDUの装着を検討しているのであれば、知識を身に付けて安全に使用できるようにサポートしましょう。