いよいよ本格化?マイナンバー詐欺にご用心
- 2017/01/31
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これからマイナンバーが必要な場面が増えてくる
一時は結構な騒動にもなったマイナンバーですが、その後、東京都知事選やリオデジャネイロオリンピックなどの耳目を集める話題が目白押しとなり、すっかり忘れられている感もあります。これを読んでいるオヤジのなかで、マイナンバーカードを申請した人がどの程度いるのかも怪しいものではないでしょうか。
しかし、マイナンバーカードを作るかどうかとは関係なく、いろいろな場所でマイナンバー自体が必要になってくる時期が到来しています。
たとえば、確定申告とそれに関わる支払い者の税務処理です。サイドビジネスをやっているオヤジの元へは、クライアントからマイナンバーカードか通知カードのコピーの提出を求められた人もいるのではありませんか?実際の取引がきちんとなされている中でのマイナンバーの提供であれば、特に心配する必要はないでしょう。
問題は、悪質な連中はなんでも利用するという点です。振り込め詐欺や送りつけ詐欺と同一線上の犯罪行為が、マインバーにおいても行われる危険があるのです。そして、マイナンバーは従来の一個人情報とは一線を画す極めて重要な個人情報ですから、うっかり他人に知られてはなりません。
各種の募集を装い情報を集める手口
実は、これまでも個人情報を集める目的でいろいろな詐欺や詐欺まがいの行為が行われてきました。今回、マイナンバーに迫る危機も同様の手口が考えられます。
・サイドビジネスの募集
まったくの架空仕事であれば、マイナンバーを盗むには無理があります。そこで、単価の安いどうでも良いような仕事を募集します。応募者には、普通に仕事を完成してもらい納品を受けます。そして、報酬を支払います。そこまでなら、普通の取引ですが、ここからが本番で、税務処理に必要だからとマイナンバーの提出を要求するのです。
しかし、外形的にはおかしなところはありませんので、これをマイナンバー入手目的のダミー仕事だと決め付ける証拠がありません。あまりにもどうでも良さそうな案件には手を出さないことで対処するしかありません。もちろん、どうでも良さそうに見えても、立派な業務だってあります。だからこそ、余計に厄介なのです。
・キャッシュバックや当選商法
これも、心配している人は少なくないようですが、従来からある詐欺や詐欺的手法をスライドさせて使われるおそれがあります。つまり、いまこれを買うとキャッシュバックします!手続きにはマイナンバーを…とか、当選しました!つきましてはマイナンバーを…とかやってくる可能性があるのです。すでにやっているかも知れません。
行政とのやり取りでマイナンバーを使う機会が増えれば増えるほど、マイナンバーを提示することへの心理的ハードルが下がることが考えられます。さらに進めば、マイナンバーを出すのがあたり前のような感覚になるかも知れません。
いまのうちに、怪しげなものには近づかないことを徹底しておくべきでしょう。いまのところ、マイナンバー自体でどうこうという被害はないかも知れません、しかし、この先、とんでもないことになるかも知れないのです。先がわからないマイナンバーだからこそ、扱いは慎重にしましょう。