借金取りは本当に家にくるのか?
- 2017/02/13
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借金取りが家に来るというのは本当
朝一番からドアを叩いて大声で「金返せ!」と叫ぶ。夜は帰ってくるまで張り込んで怒鳴りつける。そんな怖い借金取りが活躍していたのは、ひと昔もふた昔も前の話です。サラ金地獄と呼ばれた時代から年月が流れ、いまでは訪問時間帯も制限され、取立ての手法にも厳しい規制があります。そのため、最近では、借金取りは家まで来ないという思い込みをしている人もいるようです。しかし、借金取りは家に来ます。
ここで、借金取りとはなんぞや?という点を整理しておきます。
・消費者金融業者やカード会社の回収要員
・金融機関の回収要員
・闇金
・金を借りている友人知人
この中で、厳しい規制を受けているのが消費者金融業者やカード会社です。貸金業の登録を受けている貸金業者が該当します。なぜなら、主な規制は貸金業法に規定されているためです。従って、法律上の貸金業者ではない他の貸主には、貸金業法の規制は及びません。
但し、闇金の多くは正規の登録を受けないで営業を行っている、無登録営業の業者です。同様に、友人知人であっても業として行っていると判断されれば、やはり無登録営業の業者とみなされるでしょう。これらの場合は、取立ての規制云々の前に、貸金業法違反でアウトです。
つまり、銀行などの金融機関だけは、銀行法など別個の法律が根拠となっているため貸金業法の埒外にあるのです。とはいえ、金融機関でも無茶な取立てをすることはまずありません。
どの業態であっても借金取りは来る可能性がある
かつて、一部の消費者金融などが強引な回収を行っていたのは、それをするメリットがあったからです。貸した金を返せと言っているだけの借金取りに対し、それも一理あるという空気があったことも事実でしょう。しかし、時代が変わって、強引な手法が通用しなくなったことから、訪問回収に重きを置く動機も薄れたと言えます。下手をすれば、社会の敵扱いを受けるのです。その割に、回収できる額もしれているとあっては、損金処理した方がましと考える業者も出るわけです。
しかし、強引で経費がかかる手法をやめただけであり、訪問回収自体がなくなったわけではありません。どの時点で訪問するかは各社の判断であり、債務者の状況にもよるでしょう。しかし、来るときは来ます。それは、消費者金融に限らず、カード会社でも金融機関でも同じです。もっとも、単なるカードローンしか使っていない金融機関の場合は、早めに系列の債権回収業者に移管するケースも考えられます。この場合は、来る担当者の所属会社が違うだけです。
さて、肝心の借金取りは何をしにくるかですが、返済のお願いですね。あたり前ですが、それ以外に出来ることはありません。例外は、闇金です。脅しや危害を加えられそうになったら110番する場面です。
カッコいいオヤジは、借金取りが家に来るような事態を招かないことが基本です。状況が厳しくなったなら、早めに任意整理・特定調停・民事再生・自己破産の選択を考える必要もあるでしょう。