メルカリをダウンロードしたけれど使ってない・使い方トリセツ教えます
- 2018/10/10
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2013年7月サービス開始以来、一人勝ちとなっているフリマアプリがメルカリだ。
国内だけでも月間アクティブユーザーは1075万人を超え、アプリを通じて生じる経済効果は二次効果も含めると、毎年のお花見(3月下旬~5月上旬)の2倍になる1兆2068億円になる。
広島東洋カープの今年優勝の経済効果が459億。
メルカリの売り上げは、一年間の出版業界全体の売上に匹敵するという。
オヤジの子供や妻、そして後輩たちは、どこに行っても『メルカリで売れるもの』しか買わない。最初から『リユース』する事を前提にモノを買っているのだ。
モノを好きなように好きなだけ買っていたバブル世代のオヤジからしてみれば、浅ましいと思うのは勝手だが、家の中をひっくり返してみると、案外あれもこれも『手入れ』さえすれば売れるものがあるかもしれない。
アプリをダウンロードしたはいいが使い方が判らない、購入専門で、家の中にあるものは売ってない。
そんなオヤジたちに、トラブルなく取引出来るポイントを今回まとめてみた。
ローカルルールは必ず守る事
メルカリを利用する前に、オヤジたちはヤフオクの洗礼は受けていると思う。
ヤフオクで何百と取引履歴のある人がメルカリに移行して、どうも勝手が違うというのでオクに戻っていく例もある。
その多くがメルカリのローカルルールを守らないからだ。
これはメルカリの運営サイドが決めたものではないが、利用者が5年間に及ぶ利用の中で、ヤフオクなど他のCtoC取引よりも、便利にしようと決めた『暗黙の了解』である。
メルカリを利用するにあたっては、守らなくてはいけない上、守らない人は、
相手側から取引を拒否られたり悪い評価をつけられても文句は言えない。
ローカルルールというのは以下のものが当てはまる、メルカリを利用した事があるオヤジは見たことがあるはずだ。
1:○○様専用・(もしくは)○○様ご確認
2:プロフ必読(HNの横に書いてある)
3:即購入不可、(もしくは)購入可
4:コメント逃げ禁止、値引き不可
5:いいね禁止
この時点で『随分上目線だなあ』と感じているオヤジは、メルカリを利用すべきではない。
何等かのトラブルを利用者と引き起こし、お互いの信用を落とすだけだからだ。
1は、コメント欄のやりとりで、特定の人との購入の合意が出来た場合についているものだ。
横取り感覚で第三者が購入するのを禁止する意味で専用と記載されており、
中には破格の値段がつけられているものがある。
2は、どんなものを出品しているか、洋服を出品してるなら洋服のサイズ、喫煙者の有無、出品可能日などが明記されているので、読むに越したことはない。
無用なトラブルを防ぐ貴重な情報源なので、かえって『よろしくお願いします』とも書いてない人の方に恐怖を感じる。
3:購入する時は『購入させて頂きます』ぐらい一言言ってくださいという礼儀を求めるものであり、即購入可と書いてある出品者は、それを求めない人だ。
だが購入後は、取引メッセージに『よろしくお願いします』という挨拶は送った方が良い。
4:メルカリは強引な値引きをしてくる落札希望者が多い。
ギリギリの価格で出品してる出品者の足元をみてる落札者も多いので、値引きコメントや購入意思がないのに、商品の状態を根掘り葉掘り聞くだけ聞いて失礼しましたという人を防ぐためだ。
商品価値を下げるので、コメント逃げは出品者に対して失礼なので、紳士なオヤジはやめるべきである。
5:さすがにこれは厳しいが、購入の意思もないのに、いいねしまくる人への戒めだろう。
私がこれに、付け足すとするならば、評価の入れ方だ。
メルカリはヤフオクと違い、相手の評価を見てから、評価を入れる事が出来ない、完全クローズドである。
自分が相手に良い評価を入れているのに、ボロクソ言われるというのは不機嫌極まりない。
顔の見えない相手との取引だからこそ大人のたしなみが必要なので、取引が終わった後は、無言評価ではなく『ありがとうございました』ぐらいは入れておくべきだ。
では、いざ、自分の家にあるものを出品する時は、どの様な点にきをつければよいのか。
売れ筋はノベルティと、ガジェット
オヤジの物置や机の引き出しにありそうなモノでメルカリで売れるものと言えば、
1:車(ベンツ、BMW、アウディなど外車がベスト)のノベルティ
2:工具(KTCなどの本格派)
3:iphone、型落ちで使用感のないノートパソコン(データ処理済、初期化済、Office搭載機種)
4:万年筆のインク(小分けではなくてご当地モノの瓶売り)
5:読み終わったばかりのオレ、シワのない週刊ビジネス書(送料込みで3分の2で売る)
6:使用感のないシリコンの水泳帽・まとめて(トライアスロン参加者など)
などがよく売れている。
奥さんや娘のモノで売れているのは
1:使い差しのアイシャドウ、ファンデーション、スキンケア
2:ユニクロのシーズンものの色違い
3:洋服全般(ベビー服から婦人服まで)
4:乳がん撲滅キャンペーンピンバッチなど啓発グッズ・非売品
などだ。
ノベルティでは、RODIAのノートの下に銀行名や保険会社、出版社など社名が入っていても、マニアが買ってくれる。
トライアスロンやアクアスロンなど大会に出た時のロゴ入りの水泳帽は、1つ300円で出品すると、オープンウォーターに出場する人やマスターズに出場する人が購入する。
ビジネス書は、dマガでも配信しているが、dマガで配信してない部分を読みたい人が格安で購入したい場合もあるので、丁寧に読んで売ると、買い手がつくのだ。
非売品は、男女共々人気だ。コンサートグッズ、啓発グッズ、スタバやタリーズの福袋に入っているノート、鞄なども売れる。
本は売れるものと売れないものの落差が激しい。
パンやカフェなどの情報本は、一見売れそうだが、本の状態がよくないと買い手がつかない。
では発送する時に気を付けたいのは、どのような事だろうか。
リユースする側の身になってモノを売る
メルカリで経済効果発達した理由の一つが利用者が『リユースする側の身になってモノを売るようになった』からだ。
ヤフオク時代に、まかり通っていた『写真に写っている状態が全てです、
壊れていても文句は言わないでください』という事ではなく、『使い手の事を考えてなるべくきちんと修理してから出品した方がモノが売れる』というのが即決価格落札のメルカリの考えである。
その為、出品する時計の電池が切れていれば交換もするし、ベルトの状態が悪ければ交換もする。
交換した時に商品の状態に『ベルト、時計交換済みです』と書けば、売れる確率は高くなる。
万年筆であれば『ペンクリニックで○○さんに調整して貰いました』と書いておけば書き味は保障されている。
工具は使えるかどうか、出品前に手に取って確かめるべきだし、カメラは動作確認しておくべきし、服は出品前にクリーニングに出すだろう。
全国に300店舗あるお直し店・ミスターミニットでは、メルカリに出品するという理由で靴や時計、鞄のお直しをする顧客が増えたという。
これもまた経済効果の一つであり、商品説明に『ミスターミニットでなおした』と書けば、商品価値は上がる。
発送する時も商品は緩衝材に包んでから、封筒に入れて発送するのが常識だ。
私は本や洋服ならOPP材、細かいものを送る時には、アマゾンや佐川から来た中に気泡緩衝材が張り付けてある封筒を使う。
瓶のものを送るのであれば、容器の大きさ次第であれば、宅配便コンパクトが便利だ。
送る相手に宛先を知られたくないというのであれば、匿名配送を利用すればいい。
ゆうびん局の『ゆうゆうメルカリ便』なら郵便局窓口、もしくはローソンのLoppi端末で二次元コードを発行して操作。ヤマト運輸の『らくらくメルカリ便』であれば、ファミマのFamiポートや、セブンの画面で直接二次元コードを発行し、
操作すればいい。宛名を書く手間も省けるので、かなりお得である。
だが、そんなメルカリにも盲点がある、それは何か
実店舗に行きたいオヤジには向いてない
オヤジにありがちなのだが、メルカリで唯一向いていない点があるとすれば、実店舗で値引き交渉をしたいオヤジには、向いていない事だ。
たまにヤフオクでも実店舗を持っている質屋が出している事がある。
こうした店舗が掘り出し物をオクで出している事があるのだが、オヤジは、こういうモノを見つける度に、オークション開催中なのにも関わらず実店舗に足を運び、店主相手に値切り、お目当ての品物をゲットするという阿漕な事をしていたりする。
こういう事をする人は、むいていないどころか取引以前に相手からブロックされる。
後、出品しても売れない代物がある、それは以下のものだ。
1:背表紙がヤケてオレがある中古本、雑誌、アイドル本
2:映画パンフ、中古レコード、CD
3:ゴルフセット、ウェア
4:家で育てた観葉植物
5:仏具
6:古い家電製品
断捨離したいのに、そりゃないよ~というオヤジの声が聞こえてきそうだが、
誰でも欲しくないものの結果がこれなのだ。
ゴルフセットで売れるものの唯一の例外は、初心者向けのレディースゴルフセットで美品で、送料込みで1万円以下のものなら売れている。
いかがだろうか。
私はヤフオクとメルカリを使い分けているが、メルカリは時にシビアで、時に思わぬものが売れるアプリだ。
家の中を整理整頓して、思わぬものが売れる喜びに浸るのもいいかもしれない。