雪の季節はチェーン規制って聞いてないですけど!?
- 2018/12/25
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雪が降るならチェーンは当たり前かも?
え? そんな話あったんですか…という声も聞こえてきそうな新しいチェーン規制の話題です。
知らなくても仕方ないのは、このチェーン規制が実施されるのが、限られた区間ということでしょう。徐々に増やしていく予定とはいわれていますが、いまのところは13区間だけになっています。いつ開始されるかは正式に決まっていない段階です。
規制の内容ですが、「大雪特別警報や大雪に関する緊急発表が行われるような異例の降雪時(国交省による)」に、チェーンの装着を義務化するというものです。
その13区間を含む道路と区間延長距離はこちら。
(直轄国道)
・月山道路…27km・山形県
・山中湖・須走…9km・山梨県~静岡県
・大須戸~上大鳥…16km・新潟県
・石川県境~坂井市…4km福井県
・赤名峠…12km・広島県・島根県
・鳥坂峠…7km・愛媛県
(高速道路)
・上信越・信濃町IC~新井PA…25km・新潟県・長野県
・中央道・須玉IC~長坂IC…9km・山梨県
・中央道・飯田山本IC~園原IC…10km・長野県
・北陸道・丸岡IC~加賀IC…18km・石川県・福井県
・北陸道・木之本IC~今庄IC…45km・福井県・滋賀県
・米子道・湯原IC~江府IC…34km・岡山県・鳥取県
・浜田道・大朝IC~旭IC…27km・広島県・島根県
※参照:国土交通省 報道発表資料「大雪時の道路交通の確保に向けた取り組みについて(チェーン規制の検討状況)」
なるほど、直轄国道でも総延長100kmに大きく満たない区間ですから、ほとんど無関係の国民の方が多いですね。高速道路でも168kmです。
ここで確認しておくことがあります。この規制は前身なのか? それとも後退なのか?
国交省の説明からは、従来なら通行止めとなるようなケースでもチェーンを装着すれば通行できることになったようです。つまり、これまで不要だったチェーンを装着しなければならなくなったわけではないと。
これで通れる道の選択肢が増えたわけです。チェーンをつけない理由がなくなりましたよね?
チェーンを装着できるのかが最大の問題
では、チェーンを持っていないカーオーナーは早速チェーンを買いに行きましょう!
という話になるところですが、ここでさらに問題があります。そもそも、チェーンを使ったことがあるのかという問題です。
それどころか、チェーンを間近で見たことすらないという方も多いのではないでしょうか。そうすると、当たり前のように装着できるかどうかわからないという事態が待っています。
チェーン規制がかかったとき、車にチェーンを載せてはいるものの、装着できないという場合は諦めて別の道を行くことになるでしょう。しかし、そこでチャンレンジ精神を発揮して装着を試みるドライバーがいないとは限りません。
そして、悪戦苦闘しながら路上駐車の時間が長くなり、同じような車がそこかしこに現れ…。気がつけば大迷惑な事態にというのは考えすぎでしょうか。
これを機会に、雪道を通る可能性があるドライバーは、チェーンの装着方法を勉強するとよいかもしれません。いまのところは13区間だけの予定とはいえ、年々増やす方針が出ているわけです。自分の行動エリアの区間に、チェーンを装着すれば通行できる箇所ができるかもしれません。もちろん、そんなのは面倒だから自分は通らないという選択肢もあります。
ちなみに、チェーンを装着したときの乗り心地が悪いから嫌だというのであれば、乗り心地の悪化を抑えたチェーンも売られています。一般的な金属チェーンであれば、数千円出せば買えるようですが、高級品は1万円を超えるものも。ただ、価格が高いものは面倒なジャッキアップが不要というメリットがあったりしますので、一概にどうこうはいえませんね。
使わないから要らないというのも自然な話ですが、いつ必要な状況に陥るかもわからないと考えて、用意しておくものひとつの考え方です。