車のリコールが続発している!背景として考えられ事柄4つ
- 2018/12/05
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車のリコールが続発!
近年、車のリコールがやけに続発しています。しかも、リコールの対象台数がとても多いです。そこで気になるのが、なぜ車のリコールが続発しており、対象台数も数が多くなっているのかです。
実は、リコールの続発や対象台数の増加には、いくつかの背景が考えられます。そこで今回は、車のリコールが続発している背景として考えられる事柄を紹介していきます。
車のリコールが続発する背景として考えられる事柄
<コスト削減の部品共通化>
車のリコールが続発している理由としては、コスト削減が挙げられます。日本は、バブル崩壊以降は経済が不況の中にありました。そこで、各自動車メーカーはコスト削減に動き出します。そこで、コスト削減のために部品の共通化を行ったのです。
複数の車種で同じ部品を使用することで、生産コストを削減しています。コスト削減の面では成功なのですが、リコールの面ではマイナスとなっています。部品の共通化によって、複数の車種に使用されている部品が不良品だった場合、使用されているすべての車種がリコールとなってしまうのです。
その結果、自然とリコールが発生する件数が増えてしまったと考えることができるのです。リコール続発の背景には、コスト削減の部品の共通化が見え隠れしています。
<最新技術の導入>
最新技術の導入もまた、車のリコールが続発する背景の1つです。車の進化は著しく、今の時代でもどんどん新技術が開発されています。しかも、最新技術は難しくて複雑なものが多いです。複雑なものが多いため、リコールになるやすいと考えることができます。
また、最新技術を搭載する前には、しっかりとテストを行っています。しかし、テストでは問題なかった場合でも、実際に使い続けたら不具合が生じることがあるのです。このように、最新技術の導入もリコールが続発する背景と考えられます。
<頻繫なモデルチェンジ>
リコールが続発する背景には、頻繫なモデルチェンジも考えられます。モデルチェンジをしなければ、変更点がないため、リコールはあまり起こりません。しかし、モデルチェンジすることで、変更部分に不具合が生じるリスクが高まるのです。
モデルチェンジをする理由は、ビジネス戦略となっています。モデルチェンジは、「新しいモデルが欲しい」という購買意欲を高めるための戦略の1つなのです。このモデルチェンジが、リコールが続発する背景と考えることができるのです。
<リコール問題への敏感な反応>
車のリコールが多い理由には、敏感な反応も考えられます。日本では、三菱自動車がリコール隠しを行った事件がありました。これを機に、リコールに対して各自動車メーカーや顧客が敏感に反応するようになっています。
そこで、例え小さな問題でも、リコールを公表するようになったのです。自ら早めにリコールを公表してしまう方が、顧客からの信頼を壊さないという認識になっていったのです。その結果、昔ならリコールにしなかったような案件でも、リコールにするようになり、リコールが続発していると考えることができます。
車のリコールが続発するのも納得!
今回は、車のリコールが続発する背景について紹介してきました。大きく分けると4つの事柄が背景にはあります。その4つは、「部品の共通化」「最新技術の導入」「頻繫なモデルチェンジ」「リコール問題への過剰な反応」です。
この4つの事柄が複合的に絡まって、車のリコールが続発していると考えることができます。まだまだ、車のリコールは続いていくかもしれません。しかし、逆に考えれば、リコールをしっかりと公表しているため、自動車メーカーを信頼することができると捉えることができます。
車のリコールが続発しているため、自分が所有している車がリコール対象なのか、たまにチェックするのがいいかもしれません。