大きい道路沿いの施設では…

ショッピングセンターやデパートなどの駐車場に入場しようとしたら、「右折入場禁止」「右折入庫禁止」の看板があって迂回した、なんてことはないでしょうか。大きな道路沿いの施設は、けっこう右折入場禁止・右折入庫禁止の案内があるケースが多いです。

「せっかく近くまで来たのに…」と面倒に思うオヤジも多いと思います。ここで気になるのが、右折入場禁止というのは交通違反に当たるのかです。そこで今回は、施設入場の際にある右折入場禁止は交通違反になるのかを中心に紹介していきます。

 

公道の場合は交通違反にはならない！

基本的に、公道から右折入場禁止の施設に右折で入場する場合、道路交通法に違反するわけではありません。公道が右折禁止場所となっていないのなら、交通違反になることはないのです。

そのため、仮に施設の警備員がおり、右折入場禁止であることを案内されても、その案内に従うのかは任意となっています。そのため、交通違反になるのかどうかを基準にするなら、右折入場禁止の案内に従う必要はありません。

 

交通違反にならないけど…

施設側が右折入場禁止と案内していても、公道からの入場なら右折入場しても、基本的に交通違反にはなりません。しかし、交通違反ではないから「問題ない」とも言えないでしょう。マナーを考えれば、案内に従うのが得策です。

右折入場禁止にしている理由は、たいていの場合が渋滞しないための措置となっています。また、無駄な事故を防止するために、右折入場禁止の案内をしているケースが多いです。そのため、交通違反ではないから関係ないと思うのではなく、周囲への気遣いとして案内に従うのがデキるオヤジが取るべき行動ではないでしょうか。

 

駐車場内なら従うべき！

公道ではなく、駐車場内（私道）での移動の際にも、「右折禁止」「左折禁止」などの案内があるケースがあります。この場合には、しっかりと案内に従うべきです。なぜなら、施設内の交通ルールについては、施設の管理者に決定権・管理権があります。

もちろん、私道のため交通違反になることはありませんが、施設管理権を行為することで、案内を無視する人を出入り禁止にすることが可能です。出入り禁止にされたのに入場すれば、不法侵入となってしまいます。そのため、出入り禁止にならないためにも、施設内の案内については守るようにしましょう。

 

案内を無視して事故すれば最悪！

施設の駐車場内の案内や標識に従わないで、交通事故を起こしてしまえば最悪です。なぜなら、事故の過失割合が大きくなってしまう可能性が高いからです。そもそも、案内や標識に従わないことで、事故になる確率を高めてしまいます。

相手からすれば、案内・標識を守るものだと思っています。そのため、案内・標識を無視すれば、相手にとっては予測していなかった動きになってしまうのです。その結果、事故につながってしまうことがあるのです。少しでも事故の確率を減らすためには、施設内の案内・標識を守るべきとなっています。

 

事故にならないように運転しよう！

大きな道路沿いの施設の駐車場は、右折入場禁止になっているケースが多いです。実は、公道から施設に入場する場合、右折禁止場所になっていない限り、右折入場しても交通違反になることはありません。

しかし、右折入場禁止にしている理由は、渋滞対策や事故防止です。そのため、できるだけ従うのがマナーであり、デキるオヤジの行動ではないでしょうか。また、施設内の案内・標識は従うべきです。施設内の交通ルールは、施設側にあるため、しっかりと案内・標識に従いましょう。

案内・標識に従わないで事故すれば、過失割合が高くなる可能性が高いです。リスクを高めないためにも、施設内の案内・標識に従いましょう。