自動車の完全自動運転に一番近いメーカーはBMWだった?
- 2018/07/15
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完全自動運転の時代がくる!
自動車業界の技術革新は凄まじく、新技術が搭載された自動車が続々と登場しています。そして、今注目されているのが完全自動運転です。完全自動運転が実現されれば、ドライバーの存在が必要なくなり、事故や渋滞を減らすことができるとされています。
実は、完全自動運転の実現はすぐそこまで来ているのです。そこで今回は、完全自動運転にスポットを当ててみたいと思います。
完全自動運転とは?
完全自動運転とは、文字通り完全に自動で運転することができる自動車のことです。完全自動運転になれば、ハンドルはただの飾りとなり、車に乗っているだけ移動することができるようになります。自動運転にはレベルが存在しており、6段階(レベル0~レベル5)のレベルがあります。
そして、最高レベルであるレベル5では、完全自動運転ができる自動車とされているのです。レベル5では、ドライバーの対応がまったく必要ない自動車と定義されています。そして、使用範囲を限定せずに自動運転を完遂することができるのです。
完全自動運転の一番近いメーカーはBMW?
レベル5の完全自動運転に近いメーカーとされているのが、ドイツの大手自動車メーカーであるBMWです。BMWは2018年2月にスペイン・バルセロナで開催されたモバイル関連の見本市、「MWC(モバイル・ワールド・コングレス)2018」において、レベル5の完全自動運転の自動車のプロトタイプの初公開とデモンストレーションをしています。
デモンストレーションでは、スマートフォンにダウンロードしたアプリを使用し、ユーザーの元に完全自動運転でやってくるというものです。BMWは、2021年にレベル5の完全自動運転の自動車を実用化する計画をすでに発表しています。プロトタイプも完成しており、完全自動運転に「一番近いメーカーでは?」と注目されているのです。
完全自動運転と日本の自動車メーカーについて
日本の自動車メーカーも、完全自動運転を目指して開発を行っています。日産自動車は、2017年10月に開催された「東京モーターショー2017」にて、完全自動運転への開発ロードマップを発表しています。そして、2022年を目途に完全自動運転の開発実現を目指していることが発表されているのです。
また、ホンダも完全自動運転を実現させる方針であることを発表しています。ホンダは2025年を目途に実現させる方針を発表し、先行して高速道路での自動運転の実現などの計画がされています。このように、日本の自動車メーカーも完全自動運転の技術開発に動き出しており、今後は完全自動運転の開発合戦となることが予測されているのです。
完全自動運転元年はいつ?
日本の自動車メーカーだけでなく、世界的な自動車メーカーが完全自動運転の実現に向けて動き出しています。AI分野なども関係してくるため、自動車メーカーだけでなく、IT関係の企業も数多く参入しています。そこで気になるのが、完全自動運転元年となるのはいつなのかです。完全自動運転元年には、様々な説があるのが現実です。レベル4を完全自動運転と見なすなら、完全自動運転元年は2019年になる可能性が高いです。すでにGM(ゼネラルモーターズ)は、2019年に無人運転の量産車を実用化することを発表しています。
ただし、レベル5を完全自動運転と見なすのなら、完全自動運転元年はもう少し先の話となります。レベル5を完全自動運転とするのなら、BMWが発表している2021年が完全自動運転元年となることが濃厚です。いずれにしても、近い将来自動車は完全自動運転となることは確実視されています。完全自動運転となれば事故件数を減らすことができ、渋滞緩和にもつながります。完全自動運転が実現すれば、今度はどんな技術革新を目指すのか楽しみです。