我が子の命を守るチャイルドシートはどこの席につけるのが一番安全?
- 2018/03/31
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チャイルドシートはつければよいのか?
「チャイルドシートをつけるのは義務だから仕方ない。」「本当はチャイルドシートなんかつけたくない!」「チャイルドシートは高いから困る」といった声は少なくないようです。表立っていうかどうかは別として、内心でこう考えている親は結構いるのではないでしょうか?
オヤジ世代としては、我が子はチャイルドシートを必要とする世代ではないかもしれません。しかし、孫がその世代というオヤジもいることでしょう。
仕方なくつけているのはともかく、それが「つければいいんでしょ!」という話になっては問題が生じます。仕方なくつける場合でも、つける以上はバッチリ完璧にという流れにならない可能性があるためです。
つまり、チャイルドシートはつけることは最低条件であり、どうつけるかがポイントになります。
よく、車に乗るときはどこに座るのがベストか?いちばん安全なのはどこか?という話がありますが、チャイルドシートにも同じことが考えられます。共通した部分もありますが、チャイルドシートにはチャイルドシートの適正なポジションがあります。
自分が抱いているのがいちばん安全!というアホなことをいう連中には、誰か説教してやってください。
さて、まずはダメな場所からです。
我が子を危険から守りたいなら、チャイルドシートを助手席につけてはいけません。これは、聞いたことがあるというオヤジも多いことでしょう。我が子や我が孫は小さな存在です。ところが、助手席には、一般にエアバッグが装備されていると考えられます。
このエアバッグ、作動時には大人でもビックリすることがあるくらいの衝撃を発します。チャイルドシートに座った子どもにとって、エアバッグは安全装置ではなく危険な物体となりかねません。
また、おかまを掘られるケースは別にして、自動車事故は前方がぶつかることが多いものです。そして、運転手は自分のみを相手から遠ざけようと無意識のうちにハンドルを切ります。その結果、いちばん多くぶち当たるのが助手席側ということは容易に想像できるでしょう。
チャイルドシートはここにつける
先の例からわかるように、運転席の後ろは事故時の衝撃が少ないことが想像されます。どこに座るのが安全かという話でも、真っ先に支持されるのが運転席の後ろです。
実は、両サイドも衝突時にはドアに近いため危険性は少なからずあるといわれており、できれば真ん中がよいともいわれます。しかし、チャイルドシートを真ん中につけるのは難しいケースもあるため、次善の策として運転席の後ろがピックアップされているのです。
ただし、運転席の後ろと助手席の後ろでは、助手席の後ろがよいとする説もあります。このことから、まずは後部座席につけることを優先し、真ん中がダメなら左右どちらかつけ易い方を選ぶことになるのでしょうか?
ここでも注意点があります。メーカーの推奨がある場合は、そこにつけてください。チャイルドシートは製品によって形も違いますし、想定しているつけ方が異なって当然だからです。そもそも、車の座席にしても車種が違えば形状が異なるものです。
チャイルドシートをつけるべき場所のおさらい
・メーカーの推奨位置がある場合はそれに従う
・メーカーの推奨位置がない場合は、後部座席の中央を検討する
・後部座席の中央に設置できないときは、左右どちらかを選ぶ
また、チャイルドシートをどちら向きに設置するかについても、安全に設置できることを優先しましょう。後ろ向きにすべきなのに、後ろ向きだと顔が見えないから嫌だという理屈はダメです。一般には、体重が10kg程度になるのを境に、後ろ向きから前向きにチェンジといわれています。メーカーなどに問い合わせるのもよいでしょう。重要なことは、間違った判断をしないことです。
チャイルドシートをつけていなくて、子どもだけが死亡したという悲惨な事故も少なくありません。しかし、つけるにはつけたけれど、つけ方が悪くて最悪の結果を招くことがないように注意しましょう。