ダイエット中のヒントはコレ!食品のエネルギー密度とは?
- 2016/11/10
- ボディメイク
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食品のエネルギー密度とは何か
ダイエットのために最も重要な事は「摂取カロリーを下げること」です。食べる食材や栄養素など、いろいろ考えなければならない事の多いダイエットですが、成功のための必要条件はまず摂取カロリーをいかにして低く抑えこむかなのです。食べる順番や糖質制限などいろいろなダイエットに関するテクニックは存在しますし、それらは決して間違いではないのですが、根本的にカロリー制限から目を逸してしまってはダイエットの成功はなかなか難しいと言えるでしょう。
しかし、カロリーを抑えるために食事量を少なくするのは本当に辛いですよね。ダイエットが難しい最大の理由は当然のことながら空腹との戦いが非常に厳しいからに他なりません。
そこで、皆さんに一つのヒントとしてご提供したい考え方があります。それが「食品のエネルギー密度」です。
食品のエネルギー密度は、「食品のカロリー量÷食品の重量」で求められます。つまり軽いのにカロリーが高い食品はエネルギー密度が高く、とても重量が重いのにカロリーが低い食品はエネルギー密度が低い、と表現されるわけです。
エネルギー密度は主に、含有水分量・食物繊維の量・脂肪分の量の三つが原因となって増減します。
ダイエット中は密度の低い物を食べよう!
ダイエットに向いた食品というのは、簡単に言ってしまえば「重く・嵩があるのにカロリーが低い食べ物」です。このような食品を食事のメインに置き、量をたくさん食べることによってカロリー制限がかなり容易になるのです。
エネルギー密度が高い食品は例えば、糖質と脂質の塊であるチョコレートや、菓子パンなどが当てはまります。ちっとも腹は膨れないのにすぐに500kcalくらい摂取できてしまいますからね。
一方でエネルギー密度が低い食品といえば野菜や魚類、一部の脂質の多い部位を除いた精肉などです。ざっくりとですが、味付けの濃い加工食品はエネルギー密度が高く、素材そのものである食品はエネルギー密度が低い傾向があるのです。
エネルギー密度を下げる工夫とは?
エネルギー密度が低い食品を直感的に理解するために、まずは水分量の多い食品が何かを考えてみましょう。これには野菜や魚類がまずは思いつくところですが、それ以外に果物も当てはまります。果物は甘くデザートにもなりえますが、脂質も少ないのでお菓子を食べるよほどダイエットに適しているのです。
また、脂質を減らすために鶏肉の皮やロース肉の脂身は確実にカットしましょう。これらはカロリーそのもののような存在です。いかにして脂質の摂取を避けるかがダイエット成功の鍵を握っています。
エネルギー密度低下大作戦!その障害とは?
食品のエネルギー密度を下げようと努力すると、どうしても食費のコスト増に頭を悩ませることになります。加工食品に比べて生の素材は値段が高い事が多いからです。
また、調理に時間が掛かることもネックですね。電子レンジ調理器の活用方法や、鶏胸肉は沸騰したお湯にぶっ込んでそのまま火を止めてしまってもOKなど、いかに調理の手間を少なくするかの豆知識も必要になります。
ただ、ダイエットを成功させるために闇雲に食事をカットしまくるよりも、食べても良い食品やボリュームパフォーマンスの良い食品を知り、多少手間が掛かってもそれらを活用してダイエットを進めた方が結局はトータルの苦労が少なくて済むのです。
食べ物を見たら、まず「この食品のエネルギー密度は高いか低いか」を意識するようにしてみてください。いつの間にか自然と密度の低い食品を意識せずに食べられるようになりますよ。