煙草は依存性が高い

喫煙者の中には禁煙を考えているけれどやり方がわからなかったり、途中で挫折してしまうという人は少なくありません。タバコは、その依存性が非常に高く、ただ漠然と「やめよう」と思っても、成功させることは難しいものです。禁煙成功には、いくつかのポイントがあります。そこで今回は、上手に禁煙するためのコツをご紹介します。

タバコの購入費用を別の物に置き換える

タバコの依存性は人によって異なり、1日吸う本数もバラバラです。また、増税などの影響によって定期的に価格が上昇している商品であるため、毎日購入していればそれなりの出費になってしまいます。

そこで、このタバコにかかっている費用を、毎日のお茶代や晩酌の費用に変えるといった方法があります。既婚者の中には、少ないお小遣いの中でこれらを楽しんでいるという人も多く、タバコの出費をなくすことができればその分、他のことにお金を回すことができます。お酒を飲んでいる人は晩酌の量を増やしたりおつまみをちょっと豪華にする楽しみも増えるのです。このように、タバコ以外の部分の楽しみが増えることで自然と気持ちがタバコから離れていきやすくなります。

毎日その日1日を乗り切るつもりで努力する

人が何かを「やめる」という選択するのは、実はとても難しいと言われています。その理由の一つが、寂しさから来る依存によるものです。タバコも同様に喫煙によって得られる効果を知っているからこそ、これで終わりと言われると簡単には踏み切れないという人は多いのではないでしょうか。

こうした壁に当たったときは、「ずっと吸わない」という大きな目標ではなく、「今日1日頑張ってみよう」という気持ちで努力するのがコツです。大きな成果を得るためには毎日の努力の積み重ねは欠かせません。その日を乗り切れたら、次の日は「もう1日頑張ろう」といったように、毎朝起きた時に今日を乗り切ろうと身近な目標を立てると止める寂しさを感じずに続けられます。明日から頑張ろうという気持ちでいてはどんな芽も芽吹きません。その日1日を頑張った人間に明日はやってくる、この気持ちを忘れないことが禁煙の成功に繋がるのです。

禁煙を始めるタイミングを見極める

禁煙に限らず、何かを始める時はそれに適したタイミングというのがあります。中には風邪などの体調不良で数日間吸えなかったタイミングでというケースも珍しくありません。一般的には年末やお盆といった仕事が長期休暇に入るタイミングが成功しやすいとされています。これは、タバコを吸う理由の一つでもあるイライラの解消が理由です。仕事中は何かとストレスも溜まりやすくなってしまうことも多いのでそのタイミングで禁煙をしてしまうとストレスがより蓄積してしまうケースも考えられます。会社が休みでリラックスした生活が送れる時であればストレスの解消も必要なく、趣味に没頭してタバコを忘れることもできるので最適のタイミングです。