オヤジに必要なホルモン「テストステロン」雑学4つ!

体づくりの最重要ホルモン!

男性ホルモンの中でも、最もその量が多い「テストステロン」。筋肉作り、体作りのためには特に重要な存在として多くのトレーニーに認知されています。

テストステロンは不足してしまうと男性版更年期障害の原因にもなります。そのため、いかにテストステロンレベルを高くキープするかは、トレーニーだけでなく全てのオヤジにとって極めて重要な事なのです。

今回はこのテストステロンに関するちょっとした雑学を4つほどご紹介したいと思います。何歳になっても若々しい男性の条件はこのテストステロンの分泌が活発である事、です。最近衰えを感じ始めた…なんて人は必見の内容と言えるでしょう!

 

性的興奮により分泌量アップ


テストステロンは別名スケベホルモンとも呼ばれます。そのため、性的な興奮状態になるとその瞬間から急激に分泌量が増加するのです。その量はなんと平時の+35%という研究結果もあり、ボディビルダーの中にはポルノ画像や動画を見てテストステロンの量を増やしてから筋トレを実施する(発射はせずに)人もいるようです。

ちなみにテストステロンは性的な興奮意外にも、例えばギャンブルで勝った時や、ビジネスで大きな商談を成功させた時、スポーツで勝利をおさめた時などにも多く分泌されるのです。

 

テストステロンレベルが下がるとどうなる?


年齢と共にテストステロンのレベルが低下すると体に様々な不調が現れるようになります。これには筋肉量の低下、骨密度の低下、うつ病、脱毛、情緒不安定、性欲減退、倦怠感などがあります。どれもこれも御免被りたい症状ばかりですが、それくらいテストステロンの存在というのは重要なのです。

ちなみにテストステロンの低下は若い人にでも起こりえます。20代や30代であっても肥満や糖尿病傾向のある人はテストステロンの値が下がりやすいと言えます。

いわゆる成人病の兆候がある人は、男性ホルモン的にもマズイ状況にあると認識すべきですね。毎日深酒をしている人は、高血圧・肝硬変・糖尿病というトリプルコンボに加えてテストステロンの低下というほとんど数え役満直撃みたいな事にならないよう注意しましょう。

 

恋愛するとテストステロンは…下がる?!


性的な興奮でテストステロンの値が上昇するなら、恋愛真っ最中の男性は常にテストステロンがどばどば分泌されているのでしょうか?実はイタリアで実施された研究によると、その答えは全くの逆だったのです。

なんと男性の場合は恋愛中にはテストステロンはむしろ分泌量が低下するのだそうです。ちなみに女性の場合は逆に増加します。

これはおそらく「女性を落とすまで」の過程を男性は楽しむのに対し、女性は安定的な恋愛を長期間求める傾向があるからでしょう。正に男は「釣った魚に餌をやらない」生き物なのです。

 

足りなきゃ足せ!補充療法


さて、健康に注意していてもテストステロンの分泌量が減ってしまうのはある程度仕方のないことです。ただ、それによって引き起こされる諸症状はなんとかしなくてはなりませんよね。

そこで考えられる最も有効な治療法が「テストステロンの補充療法」です。つまり、足りなきゃ足せ!ってわけですね。

男性ホルモンの低下を恥ずかしがる男性もいるかもしれませんが、ある程度の年齢になればさっさと注入してもらった方が手っ取り早くて簡単です。もちろん、健康的な生活を維持し続けることは大前提ですが、更年期障害は本人が辛いだけでなく周りにも往々にして迷惑をかけます。心当たりのある人は一度病院でテストステロンの量をチェックしてもらうことをオススメしますよ。

この記事の作者

加藤薩樹