実はチョイ悪オヤジはもう古い

男からみたモテ

「チョイ悪オヤジ」という言葉、一時、ブームになりましたね。今でもその言葉の発祥となった雑誌LEONは発売されていますし、同様の中年男性に向けたファッション誌は続々と発売されています。そして、そのどれを読んでもモデルは背が高く、顔が小さく、彫りの深い外国人ばかり。しかも着ているファッションはスリムでスタイルが良くないととても似あわなそうなものばかりのような気がします……。

やっぱり女性は中年になってもいつまでも、こういうファッションが似合うチョイ悪オヤジが好きなんだろうなあ……。でも、実際のところ、少しハードルが高いなあ……。実のところ、こういう気持ちってありませんか?
筆者などは、そういう雑誌を見るたびに常に思っていました。

 

オヤジはオヤジらしく

今、若い女性の間で大人気のオヤジ世代の芸能人に吉川晃司さんがいます。「え? 普通にカッコいいでしょ」と思いますよね。確かに吉川さんは背も高いですし、身体もシェイプされています。でも考えてみてください、こと芸能人に限って言えば、そんな芸能人はたとえオヤジ世代でもたくさんいませんか? その中でも吉川晃司さんに人気が集まるのは、その白髪にあります。あの白髪って、筆者は今、流行の白染めをしているのか、と思いましたが全くナチュラルなものなのだそうです。女性に吉川晃司が素敵と思わせる原因のおおきなひとつが、ここにあります。あれで髪を黒く染めていたら、格好悪いのだそうです。

 

適度に枯れる

ポイントは年齢相応の枯れ、なようです。ファッション誌に踊らされた似あわない服を無理して着たり、無理な若作りは女性から見て浅い男、軽い男、と見られてしまいがちなようで、むしろ四十歳以上の男性は、若い女性から見て「ちょいダサ」くらいのほうが魅力を感じるという声もあるほどです。もちろん、流行の服をさらりと着こなしている中年男性が素敵なのは誰の目から見ても明らかなのですが、女性にモテる男性のほとんどが(事実はどうあれ)愛妻家であると対外的に認められている人である、という点を考えますと、やはり女性から見たモテる男性というのは、年相応の雰囲気を持った男性であるということができるようです。

どうやら「チョイ悪オヤジ」というのは男性から同年代の男性を見たときにカッコいいという要素が多分に含まれたモテ男のコンセプトなのかもしれませんね。
以上、参考にしていただけましたら幸いです。

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