ボクサーブリーフ大流行のいま、四十男にマッチするパンツは?

誰に見られても恥ずかしくないパンツ

「パンツのきれいな女だと思ってもらいたいし、いつ交通事故にあっても見られていい下着を着けているのが私のコンセプト」とはあの桃井かおり様のお言葉ですが、これ、男にも共通しますよね。「木綿の着物の下着に絹を用いる」という格言がありますが、昔の武士は、戦場で討ち死にしたときのために下帯だけはできるだけきれいなものをと心掛けていたものです。
現代の男に討ち死にの心配はありませんが、その代わり、夜更け、ひそかに職場の部下である彼女とホテルへという場面は、充分に想像できます。そのとき、パンツ1丁になったとたん、相手に「ギャッ」と叫ばれたらどうしましょう?

 

 

おなごは、白のブリーフを嫌う

女性の大半が毛嫌いする男の下着があります。それは、ずばり、白のブリーフ。「子供っぽい」というのがその理由ですが、それに付随して、「白のブリーフの向こうにはママの顔がちらつく」という意見もあります。つまりは、白のブリーフを履いた男は、どこから見てもマザコンというイメージでしょうか。
男の下半身を包む下着が下帯1つだった時代とは違い、いまはパンツにもいろいろと気配りが必要なようです。

 

 

派手派手のボクサーパンツが目立つが、さてどうする?

つい最近まで、男のファッションで一番遅れているのは下着、特にパンツと言われていました。それが様変わりしたのはカルバン・クラインをはじめとするデザイナーズ・ブランドの、カラーも柄もさまざまなボクサーブリーフ(ボクサーパンツ)が登場してからですが、以後、派手なデザインが増えたこと、増えたこと。いまでは「世界遺産地図入りのボクサーパンツ」「英雄たちの格言入りのボクサーパンツ」なんてものもあって、一目見ただけで笑えます。
まあ、20代の若者ならそんな派手派手のパンツでもいいんでしょうが、男40歳はどうするか。ここが思案のしどころです。

 

 

下着選びの基本は、体質や体型とのマッチング

結論からいえば、デザイン重視は若者に任せ、大人の男はオーソドックスに徹する。これです。では、オーソドックスとは何かといえば、体質との関係とフィット感で選べということになるでしょうか。
男のパンツは、大別してブリーフ、トランクス、ボクサーブリーフの3種ですが、汗かきの人にはブリーフやボクサーブリーフは向きません。生地が汗ばんだ肌にはりつき、不快感が生じるからです。トランクスの風通しのよさが、ここではベスト。
一方、体が細身でぴたりフィットするタイプのスラックスが好みの人は、ボクサーブリーフしかないでしょう。普通のブリーフは、腰のあたりにだぶつきが出ます。トランクスでは、フィット感がそこなわれます。

 

 

小さめのパンツでいざという時を乗り切る

下着にも選び方があります。一番のポイントは、自分のジャストフィット・サイズではなく、1ランク小さめのものを選ぶこと。下着ははいているうちに伸びますから、よけいなだぶつきが出るのを避けるためです。
小さめで体によくなじんだパンツなら、いざという時、悲鳴ではなく、彼女の溜息を誘えるかも。

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