旅行へ行くなら、お供はやっぱりグルカのエクスプレス

鞄の中の王者は旅行鞄

どれほど旅慣れている人でも、旅行に出るときには心が妙に浮き浮きするものです。それは、日常の生活空間である家を離れてどこかへ行く旅行は、やはり祭にも似た特別なイベントだから。なかなか眠ることができない遠足前日の小学生の気分は大人にも共通していて、気持ちはひたすら高揚します。

そうして、その旅行に必須なのが旅行鞄。これもまた、数ある鞄の中の王者と言っていいでしょう。

 

野暮なトロリーバッグは捨てて、ボストンバッグへ

旅行といえば、最近はキャスター付きのトランク、正しくはトロリーバッグを持つ婦女子が目立ちますが、これは本来遠方への長期の旅行のためのもの。これを国内の旅行に持ち歩くのは、はっきり言って野暮です。野暮なんて評価を気にしないのが女ですが、男たるものはそれではいけません。旅行にも、それなりのダンディズムが要求されます。

その点で理想といえるのが、かつてはボストンバッグの名で呼ばれた、底が長方形の手提げの革鞄でしょう。アメリカ・ボストン大学の学生たちに愛用されていたことからその名があるボストンバッグが日本に登場したのは大正時代末期のことですが、以来100年近く。大人の小旅行にふさわしい品格のあるバッグはといえば、それがボストンバッグであるのはいまも変わりません。

 

グルカ。職人が手作業で仕上げるその品質

デパートや鞄専門店へ行けば旅行鞄は山のように積まれていますが、その中にボストンバッグにも似て、しかし少し違う魅力的なバッグがあります。アメリカ・グルカのエクスプレス・バッグです。

同じアメリカといっても、グルカはボストンのあるマサチューセッツ州ではなくコネチカット州のメーカーですが、質実剛健と言っていいボストンバッグの特徴はしっかり受け継がれています。革オンリーではなく上質な革にツイル生地を組み合わせて造られているのがグルカのバッグですが、いまも職人が手作業で仕上げるその品質は抜群。鞄の王者である旅行鞄の中の王者といった風格があります。

 

エクスプレスNo. 2をお供に、旅を

時代は移り変わって、グルカもいまは多種多様なバッグを生産販売していますが、旅行鞄の代表はとなると、これはやはり1976年に生まれ、いまも売られ続けているエクスプレスNo. 2。実勢価格が15〜16万円と値段は少々高いですが、エレガントな外観に加え、少々ヘビーデューティーな使用にも耐える丈夫さは折り紙付き。まさに一生ものです。
旅行が好きなら、ぜひとも1つ持っていたい逸品がこれでしょう。

参考:GHURKA-Style グルカ専門店

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