ピッチャーの球種ってどれくらいあるの?

膨大な球種数

ストレート・カーブ・フォーク・・・。

野球をあまり知らない人でもスラスラ出てくる球種はこの辺りですが、もちろんこれ以外にも多くの球種が存在をしています。
メジャーでは球速が速い「ファストボール」と球速が遅い「オフスピードピッチ」に大別されており、さらにそこから細分化をされています。
ここではファストボールを2種類、オフスピードピッチを3種類に分けてご紹介します。

 

フォーシーム・ファストボール(ファストボール)

近年、日本の野球中継でも「フォーシーム」という球種を耳にする機会が増えました。
そのフォーシームは基本的に日本で言うストレートのことを指しており、直球やまっすぐとも呼ばれている最も馴染みのある球種です。
野球はその発展と共にさまざまな球種が開発されてきましたが、ピッチャーの生命線はやはり基本となるストレートであるという意見は数多くあります。
もちろん速いに越したことはないのですが、いくら速くてもポンポン打たれることもあるのが野球の奥深い所です。

 

ムービング・ファストボール(ファストボール)

ムービングは日本では癖球と呼ばれてきたもので、打者の手元で変化する球です。
フォーシームと同様に「ツーシーム」や「ワンシーム」といった球種もよく言われるようになりましたが、これらはムービングに分類をされます。
ちなみに「フォー」「ツー」「ワン」といった値は、ボールが一回転する間に現れるシーム(縫い目)の回数を指しています。
昔から馴染みのある「シュート」や2000年代頃から日本でも使い手が増えた「カットボール」、また「スプリット」などもムービング・ファストボールに分類されます。

 

ブレイキングボール(オフスピードピッチ)


「カーブ」「スライダー」「シンカー」といった球種は、ブレイキングボールに分けられます。
これらはスピンによりボールの軌道を変え、打者を惑わせる球種です。
基本的に球速が遅いことが特徴ですが、「高速スライダー」を操る選手も存在しています。

 

チェンジアップ(オフスピードピッチ)

ブレイキングボールよりもさらに遅いチェンジアップ。
ファストボールと同じ腕の振りから打者のタイミングを外す「チェンジアップ」の他、「フォーク」や「パーム」があります。

 

ジャンクピッチ(オフスピードピッチ)

チェンジアップよりもさらに遅い球種で、「ナックル」や「スローボール」がこれに該当します。
ナックルは不規則な変化が特徴で、打者はもちろんキャッチャーすら惑わせる球種です。
スローボールは、日本では多田野数人選手が投げていた超スローボールが有名です。

 

まとめ


球種には上記5種に分類されないものもあり、またオリジナル変化球を投げる選手も存在しています。
その全てを把握することは困難で、また同じ球種でも日本とメジャー・・・さらに人によって解釈が異なることもあります。
そしてこれから先も、新たな球種が開発される日が来るのではないでしょうか。

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