パチンコの店内は何であんなにうるさいのか?

パチンコ店と騒音はセットです

パチンコが嫌いな人の大多数の意見はあの騒音にあります。
一歩入っただけで中にずっといる人の気がわかりません。
それなら音を下げれば寄り付いてこないはずの客もゲット出来そうなものなのですが、なぜかそれをする気配はありません。
きっとその騒音にこそ集客力が隠されているのかもしれません。
騒音も人によって騒音では無い事は言われてみればあるものです。
好きな音楽を聴いている人には心地良いのでしょうが、そんな趣味の違う音楽は騒音としか思えないのと同じなのかもしれません。
ここでパチンコ店のうるささを店はどう捉えているのかを知ってしまいましょう。
そこにある理由がわかるだけでも、なんとなくパチンコ店への抵抗も減るかもしれません。

 

わざわざうるさくしている

パチンコ店内に響き渡るのは昔はチンジャラジャラと言う玉の音が中心だったようですが、現在はそれだけではありません。
キュインキュインと言う電子音も混じり合って独特のムードにもなっています。
パチンコ台から発しているのは音だけではありません。
台から発する光の渦に客を引きずり込むパワーが隠されていることを店は知っています。
パチンコ台メーカーもそれを心得た製品を供給しているのです。
パチンコにはまった人たちは最初はうるさく感じたのかもしれませんが、慣らされているうちにそれが快感となってしまているのです。
それは苦痛の際に脳内のほとばしる快感ホルモンのせいではないでしょうか。
マラソンランナーがなんであんな走るだけのトレーニングを延々としていられるのか、理解出来ないのと似たようなものがあります。
それは激辛ラーメンに病み付きになる様な脳のリアクションを上手に利用した営業戦略なのです。
やがて止めるに止められないパチンコ依存症をも作りだしているとも言えます。
人は静かな環境になると頭が冷静に働くようになります。
それでは負けた所で引き上げられてしまう可能性が高くなります。
そうではなくもうちょっと頑張れば取り返せるはずと根拠のない判断をさせ背中を押してくれるような騒々しさが欲しいのです。

 

だんだんうるさくなくなる

パチンコにはまっている人はうるさいなどとは思っていません。
心地良い音の波に身体も躍らせるように店内に吸い込まれているのです。
これを静かにしようものなら、これまで足繁く通っていた人は次第に我に返ってしまってパチンコから身を遠ざけてしまうのです。
その代わり新規の顧客を開発出来るかもしれませんが、そのような客は一時的な客にしかなりません。
客をいかにしてリピーターにするかと言う大事な問題を目の前にすればパチンコ店は大音響を鳴らさずにはいられないのです。
それでも最近では台毎に音量調節機能があったりもしているようです。
ですが、隣の台の音量が大きければ負けじと音を大きくしないと調子も出ないでしょう。
さらに店内全体に活気あふれるBGMの音にもかき消されたくないものでしょう。
こうして各台の音も大きくせざるを得ないのです。

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