仕事など会話で最初の掴みが重要です!オヤジならではのネタの探し方!

見直されつつあるオヤジギャク

「ゆるしてちょんまげ!」「栄養がええよう」「電話に出んわ!」などの定番オヤジギャクを聞かされると、寒い気持ちになる若者は多いことでしょう。このおっさん、なに言うとんねん!的な反応が返ってくることも少なくないです。そのため、オヤジ世代としては、オヤジギャクを使わないことが若者との距離を縮めるポイントになっているとさえ言える状況があります。


会社の朝礼でのスピーチや飲み会の乾杯などで、オヤジの底力を見せてやろうとしても、こんなフレーズばかりでは逆効果です。確かに、なんでもかんでもダジャレ系のオヤジギャクを絡めて話すと「ウザイ」と感じます。しかし、最近ではオヤジギャクが見直されつつあるともいわれているのです。

その理由のひとつに、そもそもオヤジギャクに対する免疫が不足している点があります。あまりにもオヤジギャクが蔓延したことで、オヤジギャグは罪だと思えるくらい拒否反応を示す人が増えたのはいつごろからだったでしょうか。次第にオヤジギャグを使う人が少なくなったように感じたオヤジも多いでしょう。そして、大げさに言えば、滅多にオヤジギャクを聞くことができない社会になっていったようです。こうなると、オヤジ世代には手垢の付いたダジャレやオヤジギャクであっても、かなり若い層には新鮮な響きを与える可能性が出てきます。つまり、使い方次第では手軽なオヤジギャクで笑いをとることも可能だということです。

質を考慮するのがオヤジの笑い

そうはいっても、オヤジギャクがすべりやすい分野であることも事実です。基本的に短い単語で笑わせる必要があるため、相当程度で話題にマッチしたものでなければ浮いてしまいます。また、まじめ系の話で笑いをとる場合は軽薄な意味や下ネタに関するフレーズは使えません。さらに、不謹慎な展開になるものもアウトです。例えば、職場の朝礼でスピーチをする日に少し遅刻したとします。その際に、冒頭で紹介した「遅くなって、ゆるしてちょんまげ!」をオヤジが使うとひんしゅくを買いかねません。その他にも「四国(しこく)へ行ってて遅刻(ちこく)した」など、反省の色が見られないフレーズでは笑いをとれないでしょう。

その場で使っても、明るい雰囲気が壊れないセリフに限って使用できるということです。ユーモアのある話といっても幅が広いですが、軽い自虐ネタをひとつ披露すると受けることが多いです。但し、あくまでもライトな内容に限ります。また、いくら面白い話であっても解説がないとわからない話や、即座にイメージできない話では笑えません。


最も手軽なのが、同僚や上司のモノマネです。スピーチのここという場面で繰り出すこともできますし、乾杯の音頭でも使えます。肝心なことは、日々、使えそうなネタやフレーズに敏感になることと、場に応じた質を考えておくことです。そのうえで、笑わせようとし過ぎないことが重要です。気負ってしまうと声のトーンが変わって面白さが半減ということもあります。

 

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