ヘンな卒業式の風習と淡い卒業式の思い出

沖縄の卒業式で小麦粉

この春の変わったニュースを探していると、沖縄では子供に小麦粉を売らないというニュースがありました。なんのこっちゃ?と調べてみると、なんと!沖縄県では、中学校の卒業式で小麦粉をブチまくのが一種の風習になっているとか。小麦粉をまいて大騒動を起こすというのが、いかにも中学生らしい発想ですが、どうして風習にまでなってしまったのかが疑問です。

この奇行?は30年以上にわたって続いているそうですから、これを読んでいるオヤジのなかには経験者がいるかも知れませんね。そして、この行事の最も良くない点は、小麦粉の購入費用を下級生から徴収するらしいところです。「自分が下級生の時に取られたから取り返す」とか「結局、最後にはトントンになるのだから問題ない」とかの話ではありません。

大切な食料を不適切に使用することへの怒り?からか、ついに、沖縄県内の各販売店で、子供への小麦粉の販売自粛が行われたようですが、中学校サイドからの要望があったともいわれています。それはともかく、30年以上もやらせていたのはどうして?と聞いてみたいものです。

もしかしたら、30年前の卒業生が45歳となって、我が子が中学生になったときに「あんなアホなこと、子供にはさせられん!」と思ったのではないかと推測しています。沖縄のオヤジも頑張っているのだと。と思ったら、実際にオヤジもかかわっていることがわかりました!

 

 

第二ボタンはどこへ行った

さて、話は変わって、卒業式といえば第二ボタンです。オヤジ世代ならわかりますよね?卒業の際に制服の第二ボタンを女子生徒がもらうというアレです。全国的に行われていた風習で、いまでもやっているところが少なくないようです。その起源・由来には諸説あり、ここでは触れませんが、その土地・時代・人によってバリエーションがあるようです。

まず、卒業する先輩男子生徒の第二ボタンを後輩女子生徒がもらうパターン。そして、卒業生同士でもらうパターン。さらには、卒業する女子生徒の第二ボタンを女子生徒がもらうパターンもあります。これは、少女漫画か何かの世界でしょうか。まさか、学ランは着ていないでしょうから、ブレザーのボタンでしょうね。男同士でやりとりしたという話は聞いたことがありません。聞きたくなかっただけかも。

その第二ボタンですが、筆者も持って行かれました。相手の女の子がいまどこで何をしているのかはまったく知りません。何十年も前の中学生なんて、いまの中学生から見れば幼稚園児程度の幼さだったようにも思えます。ただ好意を持っていただけの間柄という組み合わせが多いのでした。それもまた、大昔の思い出なのです。そして、現在は子供たち世代が第二ボタンのやりとりをしています。

そんな中、自分の第二ボタンの持ち主なら、いま隣にいるよというオヤジには拍手を送ります。いつまでも仲良く暮らして欲しいものです。世のオヤジたちよ!あなたの第二ボタンは、いまどこにありますか?

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