パソコン初心者のためのパソコン選びの注意点その1

オヤジ世代のパソコン選び

オヤジ世代とひとくちに言っても、学校でパソコンの授業があったオヤジとなかったオヤジではパソコンへの慣れ親しみ具合が違うかも知れません。50代だとパソコン教育など受けなかった世代ですから、いまでもキーボードアレルギーを持つ人も少なくないようです。とはいえ、何歳であろうと、この記事を読んでいる時点で立派にパソコンを使いこなしているわけです。もしかしたら、新しいパソコンを買うつもりでいるかも知れないですね。


ここからは、自分はパソコンに詳しいという人には退屈な話になります。パソコン教室では教えてくれないかも知れない、パソコン選びに関する初心者向けの注意点をまとめてみます。

・購入目的を明確にする
いまどきのパソコンはピンからキリまであります。大きさや形状で言えば、モバイルノートからタワー型まで。用途ではネットサーフィンや文書作成からオンラインゲーム、高画質動画編集など様々です。自分が何をしたいかを明確にしないと、どれを買えば良いのかわからなくなります。とりあえず高いのを買っておけというものでもありません。

・安物で十分という事実
初心者のほとんどは、ネットでの調べ物やメール、それに身内やご近所向けのちょっとした文書を作成するくらいがメインの用途でしょう。パソコンのおまけ的なゲームで遊んだり、たまにユーチューブを見たり、子供やペットの写真を取り込んだりはしても、高速大容量マシンを導入するほどのヘビーな使い方はしないケースが多いと考えられます。

その場合は、モバイルなら3万円程度、15インチノートなら5万円前後のマシンで十分使えます。

機能や価格より重要な話

実は、後々のメンテナンスが簡単にできるかどうかという点もパソコン選びでは重要です。たとえば、消耗品であるハードディスクは思いのほか壊れやすいものです。ある日突然起動しなくなった。そんなとき、あなたはどうしますか?メーカーや修理業者に持ち込むという選択肢もありますが、新しいパソコンが買えるくらいの費用がかかることもあります。

そこで、自分でハードディスクを交換すれば良いという話になります。しかし、ノート型の場合、メーカーや機種によってハードディスクの交換難易度は天地の差があるのです。簡単なのは、裏面の一部のフタを外せばハードディスク格納部分が露出され、外して挿すだけで完了というタイプです。

難儀なのは、ケースすべてのビスを外し、キーボードも外し、マザーボードを露出させないとハードディスクが出てこないタイプです。この場合、マザーボードを露出させなくても、ケースを思い切り持ち上げて手を突っ込んで引き抜く技が使えることもあります。どちらにしても、初心者には高難易度です。

また、容量不足や最近流行のSSDに換装したいと思ったときを考慮すれば、こうした使い勝手にも注意すべきです。もし、全部外すタイプのマシンで下手なことをすれば、二度と動かなくなるかも知れません。それを考えると専門家に頼むという話になれば、安く買ったマシンでも高くつく結果になります。


使い物にならなくなったパソコンでも、ドライブやメモリの交換で生き返ることはよくある話です。できるだけ、簡単に作業できる機種を選びたいものです。

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