スポーツカーといえば!その魅力を紹介!フェラーリ編


現在、国内の販売台数1位の車は、ホンダ・N-BOX。2位は日産・ノート。3位はトヨタ・アクア以下、10位まで軽自動車とコンパクトカーそしてミニバンのオンパレードです。スポーツカー冬の時代と言われて久しい昨今ですが、こうもエコカーと実用的な車ばかりなのはスポーツカー好きにとっては嘆かわしいばかりです。

まぁ、荷物も積めなく燃費も悪い車は実生活ではあまり役立たない車なのは間違いありません。一般公道の巡航速度は、約40~60kmで高速道路なら約100kmです。軽自動車のNAエンジン搭載車でも走行するのになんら問題ありません。スポーツカーは、スポーツドライビングを楽しむもの。例えるならば、パソコンマニアの超ハイスペックマシンやゴルフマニアの超高級クラブと同じようなものでしょうか。

ただ単にパソコンで作業するには、超ハイスペックマシンでなく標準的なマシンで十分可能ですし、ゴルフをするのも標準的なクラブで十分プレーすることは可能でしょう。ただ移動するなら、スポーツカーでなくとも軽自動車で十分なハズ。例えるなら、それは履物なら何でもよくサンダルでもOKのようなもの。高級な革靴には、見た目もカッコよくしかも履き心地が良いものです。サンダルでは、近所のコンビニくらしか出掛けたくなくても、高級な革靴なら街中の素敵な場所に行きたくなるものです。そうなんです。車も一緒です。素敵なスポーツカーに乗れば、いろんな素敵な場所にドライブしたくなるものです。スポーツカーで、駆け抜ける爽快感は何物にも例えようがないほど官能的なもの。

まぁ、荷物も乗車定員も限られるスポーツカーはまさに贅沢品。スグ購入なんて高価過ぎてできません。今回はそんな夢のようなスポーカーの素晴しさを知っていただければとカーマニアの私が、フェラーリ・ランボルギーニ・ポルシェを紹介したいと思います。まずは、その1フェラーリから紹介しましょう。

 

フェラーリ


アルファロメオのレーシングドライバーだったエンツォ・フェラーリが、1947年にイタリアのモデナ近郊でフェラーリを設立しました。創業時から高級スポーツカーのみ生産しているフェラーリ。創設者エンツォ・フェラーリの信念です。


スーパーカーの代名詞のようなフェラーリですが、スーパーカーで有名になったのは1970年代です。1950年代は、フェラーリ250は、2ドアクーペの極オーソドックスなスタイリングで驚かされることはありませんが、1960年代に突入すると250GTOへと進化して一気にフェラーリ=レースを彷彿させてくれるまるでレーシングモデルのようなスタイリングに驚かされるでしょう。さらに時代は進み1970年代には、日本国内で大ブームとなったスーパーカー。365GT4BBや512BBなど名前まで記憶していなくてもそのスタイリングは人々の脳裏に焼き付いています。

フェラーリのモデル名の付け方は、512BBを例に説明しますと5000cc12気筒エンジン搭載。BBは、ベルリネッタ・ボクサー(Berlinetta Boxer )の略で2ドアクーペや水平対向エンジンを表しています。しかし水平対向エンジンとしていますが実際にはV角180度のV型エンジンです。リヤミッドに12気筒エンジンを搭載した2シータースポーツカーは、現在まで続くフェラーリの定番と言えるものではないでしょうか。

5000ccV12エンジンは、最高出力360hp/46kgf・m。ちなみに、日産・スカイラインGT-Rの最高出力は、160PS/18kgf・m。まぁ、排気量で2倍以上あるフェラーリ512BBと比べるのは無理がかなりありますが当時の国産車最強のスカイライン・GT-Rと比べても512BBの凄まじいスペックはわかってもらえると思います。


フェラーリ40周年を記念して発売されたのがF40。販売価格は、約4500万円!走る不動産なんて呼ばれていました。搭載エンジンは、3000ccV8ツインターボ。最高出力478ps/58.5kgf・mのスペックは、そのままレースに参戦できるほどの圧倒的なパフォーマンスを獲得しています。

ツインターボは、80年代特有のドッカンターボでブース圧が高まるといきなり猛ダッシュするジャジャ馬ぶりを発揮します。

 

フェラーリの現行モデル


458イタリアは、ミッドシップにV8エンジンを搭載する正統派です。F12ベルリネッタは、250から受け継がれるFR駆動の2ドアクーペ。そして、フェラーリ初の4WDワゴン・フェラーリFF。フェラーリのワゴンは、はたして需要があるのか?とても疑問に思います。しかし、通勤通学にお買いものそしてスポーツドライビングまでこなせるフェラーリはお買い得なのかもしれませんね。

この記事の作者

Rc.オガ