タイヤにもローテーションという考え方があった!

4輪あれば4通りの減り方をする

みなさんは愛車のタイヤ交換を定期的に行っていますか。擦り減ったタイヤは危険がいっぱいですから、2、3年ごとに新品に履き替えているという人が多いかもしれません。それはとてもよいことですが、決して安い買い物ではないのも事実。そこで提案したいのが、タイヤ交換ではあるものの、タイヤの位置を換えるタイヤ位置交換です。

 

ポイントは摩耗の均一化

ドライバーの中には、走行時の音や振動が激しくなったのを感じてタイヤ交換を決める場合があります。タイヤ全体が摩耗しているならば新品タイヤへの交換で問題ありません。しかし、偏った摩耗だけで交換している場合も少なくないようです。この場合、タイヤの装着位置を換えれば継続して使用できるのです。

 

 

摩耗の特徴

FF(前輪駆動)であれば前輪、FR(後輪駆動)であれば後輪の摩耗が激しくなる仕組みとなっています。また、前輪はタイヤの横(側面)部分の摩耗、後輪はタイヤと地面が触れ合う部分の摩耗が目立ちます。このように、タイヤは装着されている場所によって、摩耗の度合いが大きく違っています。

 

 

前輪と後輪との交換

このような摩耗の違いを利用して、既存のタイヤを買い替えることなく、タイヤの位置だけを換えるタイヤ位置交換が可能になります。まず、考えられるのが前輪と後輪との交換(右前輪⇔右後輪、左前輪⇔左後輪)です。これはタイヤの回転方向が指定されているタイヤであれば、FF車とFR車の両方でできる交換方法です。

 

回転方向が指定されている場合

FF車の交換(右前輪→右後輪、右後輪→左前輪、左前輪→左後輪、左後輪→右前輪)と、FR車や4WD車の交換(右前輪→左後輪、左後輪→左前輪、左前輪→右後輪、右後輪→右前輪)という方法になります。ただし、前輪と後輪でサイズの異なるサイズを履いている場合は交換ができませんので注意してください。また、カーショップやガソリンスタンドでもタイヤ位置交換に対応してくれますので、気軽の相談してみてはいかがでしょうか。

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