無理なくお金を貯める!NG行動を楽々シャットアウト1か月改善コース

お金が貯まらない人は、ファイナンシャルプランナーから見ると、一定の法則がある。年収300万だろうが1000万だろうが、法則に当てはまると、稼いだお金が逃げていくという。

逆もまた真なりで、貯まる法則さえ身につけていれば、年金生活者でも貯まるのだ。それはお金に関するメンタルの持ち方に関係しているという、どういう事なのだろうか。

 

貯まらない人のNG3行動

稼いでいるのに、お金が貯まらない人は『今日もお金があるから、まあいいや』と場当たり的な考えを持っている。その為、特別な出費があるのでもないのに、給料日前は、カツカツである。

彼らが毎月行っているNG行動は以下の通りになる。

1:月ごと、週ごとの予算を決めず場当たり的に使う
2:出費を抑えられる日を意識しない
3:毎月のお金の使い方をチェックしていない

思い当たるフシはないだろうか。

1は、月に何にどれだけ使うのか判っている場合、茶封筒に前もってそのお金を入れておき使わない様にする。残ったお金の半分は貯金する様にすれば貯まるのだ。


2や3はスマホアプリでレシートを読み込めば一目瞭然。うっかり使った日や、週、月がデータとして蓄積される。どんな時、気分でムダ使いをしやすいのか、データは正確にはじきだす。
『こんな時に、ムダな買い物をするのだな』と判れば自制の念が働くはずだ。

それでも『やっぱりボクってお金が貯まらないんだよね~』と言い訳する人は、行動以前にメンタルに問題がある。ギャンブルで負け続けているのに賭けつづける人と心理状態は同じである。


では、貯まらないNG行動を防いで、1か月で貯まる体質にするためには、具体的に何を、どのようにすれば良いのだろうか。

 

目先のおトクやインスタ映えに騙されていないか

心理学と経済学が結びついた行動経済学の観点から、気が付かないうちにお金が逃げる人は以下の3つが当てはまる。

1:目先のオトクや、宣伝文句に弱い
2:自分へのご褒美が好き
3:話題のものはチェックしないと気が済まない

1は、送料無料、無料サンプル、無料体験、セールで半額、ポイント還元、モニター無料というものである。


本気で購入する事を前提に、これらのサービスを試すのであれば、ユーザーにとってメリットはあるのだが、無料や半額セールだけ狙う客に対しては、あまりメリットがないように仕組まれている。

2は、『相手が自分であれば少々無理をして高いものを買ってもよい』という感覚に陥る。実際の懐具合よりも『心のお財布の紐』が緩んで、モノを購入してしまうパターンだ。

3は宣伝文句につられ、予定になかった商品を購入したり、サービスを受けたりする事である。何でもかんでも『インスタ映え』が先行する様になってから、1~3が連携して、貯まらない人が増えてきた。

人は、自分が手に入れたものを高く評価する『保有効果』という心理がある。
インスタ映えはまさに、保有効果を狙ったものだ。


保有効果を優先させるあまりに、お金の使い方が場当たりになると、たまるお金も貯まらない。

稼いだ分、お金が貯まる体質にする為には、まず、給料をもらった後に、何にどれだけ使うのか、茶封筒に分けて保管する。お金を視覚化するので『使用した』という実感が沸くので、知らない間に使っているという感覚を防ぐ事が出来る。

余ったお金は半額は預金する。何気なく使うクセのある人は半額預金するぐらいで丁度いい。一定金額貯まってきたら、いざという時に卸せないようにするために、ネットの定期預金にする。

スーパーの買い物やネットのショッピングも、1000円以上で送料無料、駐車券無料になるというのであれば、最初から生活必需品でその金額になるように計算して買い物をする。

これでまずは、一週間、レシートをスマホの家計簿アプリに読み込んで、お金が貯まらずカツカツしていた時と、比べてみるといい。


最初の方は、たいした違いが出てこないかもしれないが、ふた月もすれば、かなり違いが出てくるはずだ。

この記事の作者

沖倉 毅