男性の香水はどのように見られているのか

男性向け香水文化はまだまだ浅い

元々香水は、日常的に入浴の習慣がなかったヨーロッパで体臭を消すためのものとして生まれたことは皆さんご存じだと思います。そして、日本は日常的な入浴(行水等も含めて)が昔からあったわけですので、香水が入ってきたのは近世以降、もちろん香水をつけるのは女性ということで認識が共有されていました。

というわけで、日本人の中で「男性が香水」という文化はまだまだ根付いていません。「え?」と驚く人が多いのも事実でしょうね。

 

男性が香水をするのは理にかなっている!?

実は女性よりも男性のほうが香水をつけたほうがいいのです。「男臭い」とか「おじさんは加齢臭がキツイ」などと言われますが、これは男性が不潔で、入浴などをあまりしないから臭うということではないです(そういう人もいるでしょうか)。

男臭さの原因は「アンドロステノン」という汗に含まれる物質によるところが大きいのですが、これは男女共通に分泌される物質なのに「女性だけが不快に感じる物質」なのです。男同士でいてもあまり不快にならない臭い(というか臭わない)なのですが、女性はこれを嗅ぐと嫌な気持ちになります。

本能的な部分で嫌がる臭いなので、香水で少しでも和らげましょうというわけですね。

 

男性向け香水が販売されています

最近では男性向けに特化した香水が販売されています。女性ものほど匂いがきつくないということもありますが、このアンドロステノンの働きを弱めるものが入っているものもあるようで、香水と制汗剤の中間くらいの認識で良いのかと思います。

もちろん女性向けの香水を使っている男性もいます。ただ、あまりに香水が強いと、変な趣味の男性かと思われてしまいますので注意してください。「さっ」と1かけ、このくらいでいいでしょう。

 

香水を嫌がる女性もいます

でも女性の中には「男性が香水をつけるのが許せない」という人達が一定割合で存在します。その人たちは香水をつけている(臭いがない)男性よりも、「男臭い」男性のほうがいいという人たちです。

多くの女性はアンドロステノンを不快に感じますが、実は一部の女性はこの臭いで性的に興奮します。フェロモンに近い感じですね。こうなると確率の話になりますが、全ての女性がOKという香りはなかなかないということでもあります。一つの知識として知っておいていただければと思います。

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