あなたは大丈夫?出世・昇進できない人はこんな人

組織内での「出世や昇進」の本質


サラリーマンとして働く以上、昇進や昇給は収入にも直結するため、誰もが気にするとことではあるでしょう。しかし、多くの人は、昇進するために必要なのは何かと問われたとき「仕事ができる」「能力がある」「人に取り入るのが上手いこと」といった回答をするのではないでしょうか。確かにどれも一見重要であるかに見えます。しかし、企業で働くサラリーマンが昇進するために忘れてはならないのが、昇進とは「他人が自分を評価する」という点です。これを聞くと「何を当たり前のことを言っているんだ」と思う人も多いかもしれませんが、実際には本当の意味でこれを理解している人は少ないように思えます。

「他人が自分を評価する」ということは、「仕事ができるかどうか」「能力があるかどうか」を判断する基準も「上司や人事」という「他人」が決めます。傍から見たら同じ様な基準に見えても、イザ蓋を開けてみると、その考え方は全く異なるというケースはよくあるものです。

つまり、組織で昇進、出世するためには、自分を評価する人間の視点に立ち、その視点から見て「デキる人間」にならなければいけないということです。ここでは、それを踏まえたうえで、「こんな人は出世・昇進できない」という例をいくつか紹介していきます。

 

 

完璧主義


これは色々なビジネス書籍でも紹介されている話ですが、仕事において「完璧主義」に拘る人は、職人や技術者など一部の職種を除いて、逆に悪い評価をされてしまう傾向にあります。よく例として登場するのが「完璧な資料を作るために10時間かけたAさん」と「8割の完成度で1時間しかかけずに資料を上司に提出したBさん」の例です。資料を作る側としては、「前者の方が仕事熱心」というイメージを持つかもしれませんが、給料を貰って仕事をしている以上、費やした人件費に10倍の差があることを忘れてはいけません。結果として評価される可能性が高いのはBさんであることは言うまでもありません。

 

 

コスト意識が低い


前述の「完璧主義」でも人件費を費やす」述べた通り、コスト意識は多くの上司からの評価対象となります。コスト意識と聞くと、職種によっては末端従業員の立場で何か発注したり会社のお金を使う機会がないことから「自分はそもそも無駄なコストを使うことはない」と考えられがちですが、自分がいるだけで「人件費」という大きなコストが発生していることを忘れてはいけません。

 

上司の立場で仕事ができない


仕事ができない人、昇進できない人の具体的な原因はケースによって様々ですが、共通して言えるのは、「上司の立場で物事を考えられない」人は昇進や出世とは無縁だということです。先程の例の様に、資料などの制作物を頼まれたとき、「何のために使うのか」「どの程度のレベルの成果物があればよいのか」「いつまでに必要なのか」など、背景にある相手の思惑を察した上で取りかかれる人とそうでない人では、大きな差がつくのは言うまでもありません。

この記事の作者

YAZIUP運営