名刺交換の常識、ちゃんと分かってますか?

名刺交換の大切さと心構え


今時、名刺なんて必要なのかと思われる方もいるかもしれません。
確かにそこに書かれている情報はメールで送ってくれれば済むものではあります。
ですが、どうしても会って挨拶をしなければどういう人なのかは掴みかねないものです。
その一連の流れの中で名刺交換は存在するべきでしょう。
職種にもよりますが、これまで交わした名刺の数を思い浮かべたらビジネスマンならもう数えきれないほどになっているはずです。
名刺交換さえきっちり出来ればビジネスマナーのある人として相手に与える印象も良くなるのです。
まさに大事なファーストインプレッションの一つなのです。
名刺を渡すと言う行為は自分の分身を相手に預けるくらいの気持ちですることです。
そうすれば相手の名刺をいただく際も丁重な気持ちになれますので、マナーもきっちりしてしまうのです。
名刺を渡した際に自分の人と成りを尊重してくれている人物かどうかをチェックしてしまいます。
その最初の関門をクリアした人物でないと何の話も聞く気にならなくなったりもします。
名刺交換には細かいテクニックもありますが、小手先のテクニックを覚える前にそういう心がけを持っておかなければ始まらないのです。

 

名刺交換は自然に始める


名刺交換は一大事だからと言ってあまりに力んではいけません。
そうすると名刺を出すタイミングを考え過ぎて外してしまうからです。
あらかじめ必要となりそうな数より多めの名刺をすぐに出せるように用意しておきます。
そして挨拶が始まったらその一連の流れでさり気なく名刺を相手の目の前に出せるのが基本です。
相手と1メートルくらいの距離であれば手を伸ばした時に丁度良いくらいになります。
会議室で間に幅の広い机があれば、なるべく相手の横まで寄って渡しましょう。

・先に名刺を出す
そして相手より先に名刺を出すことです。
相手が目上になるのか目下になるのかなどは考慮するべきではありません。
どんなに目下の人が相手であっても速やかに差し出すのがマナーなのです。

 

もらった名刺の処理方法


名刺交換は渡してしまえばそれで終わりではありません。
相手は渡した名刺をどう扱ってくれるのかチェックしてしまうのが自然なのです。
それだけ名刺は自分の分身のようなところがあるのです。

・机の上に置いておく
机の上に置いていつでも確認出来るようにしておくのが基本です。
複数人いれば並び順に並べておきましょう。
ただし、何度も覗きこんだりしては怪しい人物でもあるかのようなイメージを与えてしまいます。
裏側も使っている名刺もありますが、裏返したりはなるべくしないようにしましょう。
もしも必要があったとしても、名刺にメモ書きなどはその場ではしない事です。
自分の顔に文字を書かれているような気にもなるのです。

・名刺入れに入れる
帰り際に名刺を片付ける際にさり気なく「失礼します」と挨拶を入れると大切に扱われているのがわかります。
この最後のワンプレイがイメージアップにダメ押しとも言えるものとなるでしょう。
しっかりした名刺入れに丁寧に入れる事も忘れてはなりません。

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