自宅に欲しい「Wバー」手軽に本格トレーニングを実施!

ダンベルの次に欲しい筋トレ器具


筋トレ器具といえば誰でもまずはじめに思いつくのがダンベルでしょう。ダンベルカールで上腕二頭筋を太くするところから筋トレをスタートする人はとても多いですしね。

ダンベルが2つあれば相当な種類のトレーニングを実施することができますし、実際に全身をかなりのレベルまで鍛え上げることは可能です。ダンベルは使い方によっていろいろな部位を的確に刺激することのできる素晴らしい筋トレ器具なのです。

ただ、ダンベルだけだとちょっとトレーニングがマンネリ化してしまうのも事実。また、どうしても両手で扱うことが難しいので、その点については種目に限りがあるとも言えます。

そこで、ダンベルだけのトレーニングに飽きた人に是非ともオススメしたいのが「Wバー」です。Wバーはサイズが小さい両手用のトレーニング器具でバーベルシャフトのように両側にプレートをつけて使用します。プレートはダンベルのものをそのまま使えますし、ダンベルではできない種目も積極的に実施できますからとても便利なのです。

Wバーはその名の通り、シャフトがWの字の形に曲がっています。今回はこのWバーを使って行うトレーニングについて解説していきましょう。

 

二頭と三頭のコンパウンドセット


上腕の拮抗筋である二頭筋と三頭筋を一気に効率よく鍛えることも、このWバーを使えば簡単に行えます。

コンパウンドセットというのは日本語では複合セットと言い表します。その名の通り、複数の筋肉を連続して鍛えていく方法です。

二頭と三頭のコンパウンドセットはまずWバーカールで二頭筋を追い込んだ後、そのままインターバルを挟まずにライイングトライセプスエクステンションを実施します。Wバーカールを15回。ライイングトライセプスエクステンションも15回行った後に2分間のインターバルをはさみましょう。ダンベルの場合は片手ずつ実施する種目が多いのですが、Wバーを使うと両手同時に筋肉を鍛えることができますからコンパウンドセットも実施しやすくなるのです。

 

ベントオーバーローとデッドリフトのスーパーセット


続いて、背筋群を二種目連続で鍛えていくスーパーセットの方法について解説していきます。

まず、Wバーにやや重めのウエイトをつけてベントオーバーローを行います。そしてそのまま休むことなくルーマニアンデッドリフトで背筋群を鍛えていきましょう。先にベントオーバーローを行っているおかげで同じ重量でもルーマニアンデッドリフトが効果的に背中を刺激してくれます。

基本的にはデッドリフトの方がベントオーバーローよりも重い重量を扱えますから、先にベントオーバーローを行ってからでないと重量設定がおかしくなってしまいます。

ベントオーバーローもデッドリフトも手元にパワーリフティング用のベルトがあれば装着して実施しましょう。腹圧が高くなるので腰を痛めるリスクが低下します。また、ベントオーバーローを軽すぎる重量で行ってしまうと確実にデッドリフトが物足りない内容となるので注意が必要です。

 

ショルダープレスとフロントレイズのスーパーセット

Wバーを使うことで三角筋もいろいろな方向から自在に鍛えることができます。まず、Wバーを使ってのショルダープレス。これは1レップごとにフロントとビハインドネックの交互に実施すると効果的です。

続いてフロントレイズですがこれは少々重量が重い設定となっているはずなので若干反動を使っても大丈夫です。ただ、バーベルを降ろす時の動きはなるべくゆっくりにしましょう。挙げる時は反動を使って、えいや!と挙げても大丈夫です。

 

簡易型ベンチプレスもいける!


なんならWバーを使うことで簡易型のベンチプレスも実施可能となります。バーの持ち手の部分が短いために少しやりにくいですが、Wバーを使ってでもなるべくベンチプレスに近い動作を行っておくのは大切だと言えます。

というわけで、Wバーを使ったトレーニング方法を簡単にご紹介させて頂きました。もちろん他にもWバートレーニングは豊富ですから、いろいろとオリジナルの方法を考えてみるのも良いでしょう!

この記事の作者

加藤薩樹