弱点を克服しよう!苦手部位の発達方法とは?

弱点部位の無い人はいない

長所と短所は裏腹であり隣同士にあるものです。筋トレやボディメイクに関しても、胸のデカさに自信のある人であれば肩が弱点部位であったり、大腿四頭筋はデカいのに裏側のハムストリングスがイマイチだったりします。

近い場所にある筋肉というのはお互いに補完し合いながら動作を行います。片方が強いということはもう片方は常に強い側の筋肉に動きを助けてもらっている可能性が高いのですね。

そこで今回はいかにして弱点部位を大きく肥大させ、筋力を増強させるかについて解説していきます。弱点部位を発見したらなるべく早く改善方法を考える事が重要です。放置しておくとせっかく頑張ったのにアンバランスな体になってしまい自信を失ってしまいかねません。

 

まず重量を下げる

一番始めに実践して頂きたいのは、「扱う重量を下げる」という事です。弱点をどんどん強化しようとして重量を上げたり、トレーニング頻度を増やしたりしてしまう人がいますがこれは間違いです。

弱点部位があるという事は、その部分の筋肉に上手く刺激を与えられていない事の証拠です。それなのに重量を大きくしてしまったら尚さら正しいフォームではトレーニングが行えなくなってしまいます。また、正しくないフォームのまま頻度を増やしても弱点部位以外の筋肉がより発達するだけで状況は悪化してしまうのです。

ですから、まずは重量を下げ、狙った場所にきちんと効かせられるようフォームを修正しましょう。例えば肩が弱点部位なのであれば刺激が僧帽筋に逃げていないことを小さな重量で確認しながらサイドレイズやショルダープレスを行うのです。

 

動画撮影は効果絶大

最近はスマホでも動画が撮れますからこれを活用しない手はありません。特に鏡で確認しにくい背中や肩の筋肉の動きは動画撮影をして自分で確認することでフォームの修正が急激に進みます。

トレーニングフォームは自分のイメージとは想像以上に違うものです。弱点部位以外についても一度メインの種目は全て多角度から動画撮影してみることをオススメします。

 

やったことのない種目をやってみる

種目がマンネリ化してしまい筋肉の成長が止まってしまっていることも考えられます。その場合は積極的にやった事のない種目にもチャレンジしてみましょう。もちろん重量は軽めに。そして効かせる事を重視して行います。私自身の経験としても、バーベルばかりを使ってトレーニングしていたところ、大胸筋の成長が止まってしまったのですが、その後ダンベルプレスやダンベルフライを取り入れることでまた伸びが再開したことがあります。

 

自重種目で予備疲労を

少し上級のテクニックですが、例えばベンチプレスで上手く胸に効かせられないという人は、ベンチプレスの前にダンベルフライやプッシュアップ等、軽めの負荷で別の種目を行い、軽く大胸筋を疲労させてから高重量種目を行うというテクニックもあります。

これを予備疲労というのですが、こうすることでターゲットの筋肉の神経系が発達し、効かせやすくなるのです。最後の手段として是非覚えておいてくださいね。

弱点部位が明確であるというのは更にボディメイクの完成度を高めるチャンスでもあります。弱点部位を見つけたら、むしろ喜んでその筋肉を強化するよう努めましょう。

この記事の作者

加藤薩樹