飲んで痩せる?意外なドリンク!40代~50代は必見!

ダイエットコーヒーの嘘?

最近スーパー等でちょこちょこ目にするダイエット系コーヒー飲料。一体普通のコーヒーと何が違うのでしょうか。

容器に記載されている内容をよくよく読んでみると、どうやら「クロロゲン酸」という成分が多く配合されており、これがミトコンドリアに作用することによって体脂肪が減るという理屈になっているようです。

ところが大手飲料メーカーのダイエットコーヒーに含まれるクロロゲン酸の濃度は350mg以下。これは通常のコーヒーと比べて特段多い量ではないのです。一応パッケージには普通のコーヒーの倍量と書かれていますが、この「普通のコーヒー」とはフレンチローストされたコーヒー豆を指しているためそもそも一般的なコーヒーよりもクロロゲン酸の量は少ないのです。

特にクロロゲン酸量の低いコーヒーと敢えて比較することによって自社製品の優位性をアピールしようとしているようですが、ハッキリ言ってこれはかなり滑稽ですね。皆さん騙されないようにしましょう。

 

コーヒーがダイエットに役立つ理由

そもそもコーヒーのダイエット効果とはクロロゲン酸よりもカフェインに期待するのが正しい理解というものです。カフェインには脂肪の代謝や燃焼を促進する効果が認められておりコーヒーは健康飲料として幅広く認知されています。

確かにカフェインは緑茶などにも多く含まれていますから、トクホ系コーヒー飲料として売り出すためには何か別のアピールポイントが欲しかったのでしょう。しかし、クロロゲン酸を持ち出すというのはちょっと筋が悪すぎましたね。

ちなみにカフェインには筋トレ中に疲労を感じにくくする効果もあります。そのためトレーニングのパフォーマンスが向上し、より密度の濃い、ハードなトレーニングが可能となります。これもダイエットに役立つ一つの効果と言えますね。

 

実はダイエット向きな飲み物とは

さて、コーヒーの他にも実は意外な飲み物に高いダイエット効果があることが分かっています。

その飲み物とは「ココア」です。ココアは女性や子供の飲み物だと考えている人が多いかもしれませんが、ココアに含まれるカカオポリフェノールには様々な健康増進効果があるのです。

ココアにはインスリン抵抗性の減少や抗炎症作用があり体内の免疫反応を改善が期待できます。また、ピロリ菌を抑制したり食中毒の原因となるウィルスの増殖を抑制する効果もあるのです。

無糖のココアパウダーはヘルシーですしいろいろな料理に使えます。単なる甘い飲み物だとは考えずに、ココアは普段の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。特に洋食系には相性が良く、味にコクや深みを与えてくれます。

 

ギムネマ茶も是非!

ややマイナーですがダイエット効果の高い飲み物として「ギムネマ茶」もオススメできます。ギムネマ茶はギムネマ・シルベスタというイモの仲間の葉っぱからエキスを抽出した物になります。

大手サプリメント会社の研究結果によると、ギムネマをキトサンと一緒に摂取した場合、糖の吸収率を大幅に低下させインスリンの分泌を抑制させることが確認できたとのこと。インスリンの量が減れば脂肪細胞への脂肪酸やグリセロールの取り込みが進みにくくなりますからそれだけダイエットが捗ると言えるわけです。

キトサンには脂質の吸収を抑える働きもありますから正に一石二鳥の相乗効果ですね。キトサンは食事の15分前に摂取し、ギムネマ茶は食事中にちびちびと飲み続けると良い結果が得られるでしょう。

過酷なダイエットをしなければならなくなる前に、ちょっとの努力で脂肪をスムーズに落とすのが賢い大人のダイエット方法です。コーヒー、ココア、そしてギムネマ茶を活用して引き締まったボディを手軽に作りましょう。

この記事の作者

加藤薩樹