何歳になっても美しい恋愛と不倫の格差

  • 2016/11/18
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11月30日はシルバーラブの日

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恋愛は年齢や立場に関係なく訪れます。今年は芸能界で不倫ラッシュとなっていましたが、最近に限らず不倫はいつの時代にもあったことです。11月30日は「シルバーラブの日」といわれていますが、このシルバーラブの由来もけっして清き明るい恋愛ではありませんでした。

昭和23年11月30日、実業家でもあり歌人でもある川田順が既婚者である歌人の鈴鹿俊子との不倫の恋に悩み、命を絶つ覚悟で家を出たそうです。当時、川田は68歳、俊子は40歳の熟年カップルでした。産経新聞の記者であった司馬遼太郎が川田の詠んだ歌の中から「老いらくの恋」として報じ、この年の流行語にも選ばれています。

この恋は、俊子の夫であった中川与之助が、同年に俊子と離婚したことにより成就し、川田が息を引き取る昭和41年までの間、結婚生活が続きます。一方で中川も、2人目の妻、3人目の妻ができ、3人目の妻と晩年を過ごしました。

 

不倫も成就すれば認められる

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有名人や著名人の中には、不倫関係から再婚を果たした人も数多くいます。1度不倫をするような人ですから、2度、3度と繰り返すであろうと再婚当初は後ろ指を指されたものですが、実際のところ再婚してから5年、10年と経過している人の方が多いと感じます。

ここまでくると、もはや前の結婚はよほど相性が悪かったのかと周りが勝手に思ってくれるので、過去の不倫やそこからの再婚も正解であったかのように印象づけられます。

 

不倫は何十年続いても不倫

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とはいえ、結婚生活を清算しないまま継続している不倫は、何十年続いても周りの理解を得ることは困難です。ひと昔前であれば、家族と愛人の双方を養うことで上手く両立をしていた男性もいたかと思いますが、今ではそこまで羽振りの良い男性はほとんどいないと思いますし、夫に不倫されている妻も昔ほどおとなしくはしていません。男性は不倫から脱することができないうえに、妻からはお金を取れるだけ取られて終わりです。

このような状態に陥ると、例え不倫相手との関係を解消できても、妻の存在という現実から逃げるように再び不倫に走ってしまうかもしれません。妻との関係が修復されないうちに不倫を止めても良い結果は期待できません。

 

もし妻が不倫をしていたら

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妻の不倫がきっかけで離婚した男性の多くが、再婚をしているように感じられます。再婚相手の女性も、前回の離婚のきっかけが妻側の不倫だと分かれば、あまり大きな問題とは捉えないようです。

夫が不倫している妻と別れられない理由はさまざまかと思いますが、自分自身の新しい未来を掴むための離婚も悪いものではありません。シルバーラブの日があるように、60代、70代になってから、人生の中で一番情熱的な恋愛が待っているかもしれないのです。そのときになってW熟年不倫とならないように、手を打っておくのも良いかもしれません。事実、最近では老人ホーム内での恋愛も珍しくはないようですし、子供や孫が驚き呆れてしまうくらいの大恋愛もあるようです。

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