記事制作方針ガイドライン

人をもてなすという行為を感じる。待庵と京都迎賓館

  • 2017/03/02
  • ライフスタイル
  • 16view
  • アントニオ犬助
タグ

京都旅行ならば、どこを訪ねるべきなのか?

403209976

先日、古い友だちと京都に遊びに行こうかということになり、例のごとくコーディネートよろしく、という丸投げの連絡が来ました。
それなりに経験値を積んだ、いいオヤジ4人の集まりだけに、行き先には気を使うもの。
ベタな観光地にも、大勢いる外国人観光客にも食傷気味だろうということで、ハードルが高めの京都観光コースを組んだ私。
柱に据えたのが大阪との境にある山崎の「待庵」、そして、京都御所内にある「京都迎賓館」です。

 

ハードルの高い京都の名所、その1

待庵、ご存じの方も多いであろう国宝の茶室。
山崎の戦いの後に滞在していた、豊臣秀吉や配下の武将たちのために、千利休がしつらえたという茶室です。
広さは2畳、その狭さを逆手にとって、無限の広さとすべく為された工夫などについては非常に数多くの解説書が出版されていますから、そちらを見ていただくとして、なぜ、この待庵のハードルが高いかというと、普通に訪問しても見学はさせてもらえません。
事前に申し込みが必要なのですが、受け付けてくれるのは往復はがきのみ。
待庵がある妙喜庵に往復はがきで、希望日を複数記入した上で申し込む、時間は先方が指定してきます。

 

このご時世に、往復はがき!!

171349733

ちなみに、私は2回目の申し込みでやっと、当選することができました。
この時代に「往復はがき」ですぜ……それだけでも、有り難みがぐっとランクアップしますね。
ついでに徒歩でいける範囲に「サントリー山崎蒸留所」もあります。
こちらもNHKドラマ「マッサン」の放送以来、蒸溜所の見学コースは大人気。
こちらも思い立ってすぐに訪ねても見学できるという訳ではなく、事前申し込みが必要となっています。
Webから申し込める分、良心的ではありますが、こちらのハードルもいささか高くなっております。

 

 

ハードルの高い京都の名所、その2

そして、次に訪ねたのが京都御所内に位置する「京都迎賓館」。
外国の要人を迎えるのに東京の迎賓館だけでは、物足りないだろう、もっと日本を感じる施設が必要ということで、平成17年に建てられました。
そして、昨年の夏から通年で一般公開をするようになったのですが、こちらの見学にもWebからの事前申し込みが必要。
いきなり訪ねても、高いガードに行く手を阻まれてしまいます。

 

おもてなしを形にするとどうなるかを理解

さて、待庵と京都迎賓館。
結論から言うと絶対に足を運ばなくてはいけない2つの場所だった思っています。
なぜならば、人を迎え歓待するという、いわゆる「おもてなし」が具現化した最高の2つの場所だからです。
待庵は戦国期に完成した、もてなしの場。
当時としては非常に斬新、かつその後の日本人のもてなすという感覚の基礎となった茶の湯を表現するための舞台。
一方、京都迎賓館は茶の湯から続く、もてなすという感覚を現代風に解釈して、かつ日本の伝統文化という枠組みに当てはめたらどうなるかという、日本の沽券をかけた接待装置なのです。

 

では、日本的なもてなしの真髄とは何ぞや?

560905282

待庵が長い時間をかけて進化した結果、京都迎賓館になった。
こんな風に思いつつ、人をもてなすとはどういうことなのか? その真髄を感じるに充分な機会でした。
え? じゃあ、その真髄って何?……って。
私が思うに、押し付けがましくならないことが第一ではないかと。
それでありながら、眼をやるところ全てが考えぬかれ、磨きぬかれていること。
待庵ならば、明かりを取り入れる窓の造り。
京都迎賓館ならば、来客の度に塗り直されるという、漆塗りの柱や長テーブル。
その心は、気付かれてはいけないし、同時に気付く人には畏怖を感じさせるようなものでなければいけないといった所でしょうか。
……もう少し、考えを深めなくてはいけませんかね?

この記事につけられたタグ

関連する記事

この記事の作者

アントニオ犬助
アントニオ犬助
みんなに嫌われるジジイを目指して、日々精進中!!
記事制作方針ガイドライン
up アントニオ犬助
アントニオ犬助

週間アクセスランキング

ロットンダで

ロットンダゴールドブーストパック

人気カテゴリランキング

ページTOPへ
ページTOPへ