巨人村田になぜここまでオファーがかからないのか

  • 2018/01/06
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野球界激震

野球界激震
2017年10月13日、プロ野球界を揺るがせた村田修一選手の電撃解雇。
減棒こそされても解雇されるような成績ではなかっただけに、大きな話題となりました。
そしてさらにファンを驚かせたのが、そんな村田選手の所属先がいまだに決まっていないことです。
これほどの選手に、一体なぜ獲得オファーがないのか?

 

2017年の村田選手

2016年は全試合に出場し、打率.302 25本 81打点という好成績をマークした村田選手。
ベストナインも獲得し、普通なら翌2017年のレギュラーは保証されていてもおかしくないような成績です。
ところが同年のオフに、巨人は村田選手とサードのポジションが被るケーシー・マギー選手を獲得。
村田選手は、3割25本という成績をマークしながらも控え選手として2017年シーズンを迎えることになります。
シーズン途中にマギー選手が二塁にコンバートされたことによりスタメン起用されるようになりましたが、成績は軒並み前年よりも下落。
118試合に出場し.262 14本 58打点という成績で幕を閉じることになりました。

 

なぜ巨人を解雇されたのか

.262 14本 58打点。
前年よりも成績を落としたとはいえ、この数字は決して悪いというわけではありません。
というよりむしろ巨人でも良い方で、開幕からスタメンとして起用されていたのであればホームランと打点はもっと伸びていたことが予想されます。
それにも関わらず、なぜ巨人を解雇されたのか。
巨人のGMである鹿取氏は、「チームの若返りのため」「FA移籍よりも補償が発生しない自由契約の方が村田選手の選択肢が広がるため」といった理由を述べています。
村田選手が抜けたサードはマギー選手を戻しセカンドを2016年ドラ1の吉川選手などの若手に争わせる、もしくはマギー選手は動かさずサードを期待株である岡本選手に任せるなどの構想がフロントにはあるのでしょう。
またFA云々に関しても、今年の成績では補償を払ってまで村田選手の獲得に動く球団はいないであろうと予想をしたのは間違ってい無いと思います。
しかしまさか、自由契約でも獲得に動く球団が現れないとは鹿取GMにも読めなかったのではないでしょうか。

 

なぜ獲得する球団が現れないのか

なぜ獲得する球団が現れないのか
なぜ、村田選手を獲得する球団が現れないのか。
これに関しては、プロ野球界の「若手育成ブーム」が挙げられます。
生え抜き軍団である広島カープの二連覇も影響しているのかどこの球団も補強よりも育成に重きを置き始めており、それが村田選手の動向にも大きな影響を与えていると考えられます。
村田選手は現在36歳。
そう何年も現役も続けられるという年齢ではありません。
たとえある程度の成績を残す計算は出来ても、それくらいなら若手を起用した方がいい・・・。
巨人が村田選手を解雇したのと同様の理由で、他球団も手を上げないのでしょう。
もう1つは、村田選手の指導者としての素質があまり良くは見られていない可能性が考えられます。
村田選手のような実績のあるベテランを獲得する時には、指導者としての役割も期待されることも多々あります。
しかし村田選手は横浜時代に試合中に監督室の椅子に寝そべっていることが報道されたことなどがあり、球団からも指導者的素質に欠けていると思われているのかもしれません。

 

現役続行か、引退か

現役続行か、引退か
プロ野球はいつクビになるかわからない、厳しい世界。
しかしそんなプロ野球界においても、村田選手の解雇は大きな衝撃となりました。
果たして、これほどの選手がこんな終わり方で引退をしてしまうのか。
それとも、手を上げる球団が現れるのか。
2月の春季キャンプの開始は、1つの区切りとなります。
村田選手はどのような状況で、その日を迎えるのでしょうか。

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