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エリザベス女王杯2017 悲願の戴冠を狙う熟女が二人

  • 2017/11/06
  • ライフスタイル・娯楽
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  • のりき 夢丸
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どちらも素質はG1級ながら

どちらも素質はG1級ながら

もしかしたら、晩成型だったのかもしれない。
そう思わせるほど近走充実著しい古馬牝馬2頭が女王杯にスタンバイしている。
西の最後の大物・スマートレイアー(牝7・大久保龍厩舎)と東の刺客・ルージュバック(牝5・大竹厩舎)である。
この2頭、ちまたでは「いま一歩栄冠に届かない残念牝馬」の称号でいっしょにくくられてしまうが、その歩んだ道のりは似て非なるもの。
今年こうして再び相まみえることになったのは、何か因縁めいた運命を感じざるを得ない。

器用ビンボーの晩成型スマートレイアー

器用ビンボーの晩成型スマートレイアー

3歳デビューから手綱を取る武豊Jは、スマートレイアーの素質を高く評価していたものの「乗りにくさ」があることも認めていた。
力があるゆえの「折り合いの難しさ」を克服すべく、4歳春から陣営は「距離短縮」に望みをかけた。
これは諸刃の剣というべき手段であり、一度短距離指向に矛先を向けた馬が再び中長距離戦線に戻れることはめったにない。
スマートレイアーもその基礎能力の高さでマイル戦をこなして見せはしたが、やはりG1には届かず。
ところが6歳でマイル戦から足を洗うと、気性の成長があったのか、苦もなく距離をこなすようになり、かえってマイルが忙しい結果に。
4歳で千四の重賞を勝った牝馬が7歳にして二四の混合重賞を勝つなど、現代競馬ではあり得ない快挙といえる。

 

天才ゆえの高すぎる期待ルージュバック

天才ゆえの高すぎる期待ルージュバック

一方のルージュバックは、高すぎる期待に応えるにはちょっと得意ゾーンが狭すぎた牝馬である。
この馬のつまずきの元は「牡馬混合戦」の魔力。3歳時の有馬記念をはじめ、天皇賞、JCなどのG1から毎日王冠、金鯱賞などのスーパーG2まで、ことごとく牡馬との対戦続き。
なまじ力があるものだから、彼女も一生懸命応えようとする。
ところが哀しいかな、彼女は「根幹距離」レースが大の苦手。
ビックリするほど強いのはきまって「ちょっと中途半端な距離設定」のレースで、その次に出走するマイルや二千の本番ではコケてしまう。
前走のオールカマーは「距離不安」がしきりにささやかれたが、彼女を本当に理解するファンなら「○○を質に入れても」買いだったはずだ。

 

今年は相当なハイレベル混戦

今年は相当なハイレベル混戦

G1前哨戦のうち、オールカマーと京都大賞典が上記2頭の牝馬にぶっこ抜かれた今年の秋。
そこへドバイターフ勝ちのヴィブロス(牝4・友道厩舎)、秋華賞勝ちのディアドラ(牝3・橋田厩舎)、順調さ欠くものの実績一番のミッキークイーン(牝5・池江厩舎)らが絡み、勝ち馬候補だけでゆうに五指に余る模様。
これで再び雨など降ろうものなら、どう転んでもおかしくない難解なレースが予想される。
当欄としては、まず展開重視で逃げ馬プリメラアスール(牝5・鈴木厩舎)のデキを確認するところから検討を始めてみたい。
それほど困難を極める今年の女王杯予想である。

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のりき 夢丸
のりき 夢丸
馬と日本酒と時代劇をこよなく愛するフリーライター。 モットーは「人の行く裏に道あり花の山」。 最近はドローンに興味津々の毎日。
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