秋の2歳牝馬重賞を総取りできるファクターがある

  • 2016/09/03
  • ライフスタイル・娯楽
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  • のりき 夢丸
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新潟2歳Sを終えてなお「今年もイケる」感あり

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Hans Christiansson / Shutterstock.com

先日行われた新潟2歳Sでは、牝馬のヴゼットジョリー(栗東・中内田厩舎)が牡馬勢を抑えて優勝した。
そして2着にオーバースペック、3着にイブキの牡馬2頭が入り、4着にまた牝馬のアピールバイオ(美浦・牧厩舎)が続いた。
戦前の展望(新潟2歳S2016大器1番人気から2桁人気への馬連で攻略せよ|YAZIUP[ヤジアップ])でも申し上げたように、この重賞を勝ちきるためには、ややスタミナ型のレース経験が必要であることが、改めてはっきりした。
勝ったヴゼットジョリーは中京1400の新馬を勝ち、4着に好走したアピールバイオも福島1800の新馬を勝った馬だった。(ちなみに2、3着の牡馬も1800勝ち)

しかし「ああしまった、取り逃がした」と思うのはまだ早い。
特に2歳牝馬重賞戦線は、この「スタミナ」というオンリーワンファクターだけで、暮れの阪神まで突っ走ることができるからだ。

 

 

2歳牝馬重賞の路線傾向からみえるもの

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このあと12月の阪神ジュベナイルフィリーズまでの牝馬重賞路線としては、
10月29日東京 アルテミスS 1600
11月5日京都 ファンタジーS 1400
の牝馬限定戦と、

10月8日東京 サウジアラビアロイヤルC 1600
11月5日東京 京王杯2歳S 1400
11月12日京都 デイリー杯2歳S 1600
の牡馬混合戦がある。

このうち、1400で行われる2戦は、レースの性格が全く異なるから除外してよい(どちらかというとダート戦のような様相)。
残りの2歳マイル重賞では、新潟と同じく、スタミナ型経験をしてきた馬を狙えば、相当の高確率で馬券をゲットできるはず。

なかでも大きく狙いたいのが、アルテミスSとG1阪神ジュベナイルフィリーズの2戦だ。

 

 

昨年はこれでもかというほど同じ結果に

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Stefan Holm / Shutterstock.com

なぜ、そこまで言い切るのかといえば、それは昨年同時期の2歳牝馬重賞の結果が示すとおり。

▼2015アルテミスS
1着デンコウアンジュ (阪神・京都1800経由)
2着メジャーエンブレム (東京1800新馬勝ち)
3着クロコスミア (函館1800未勝利勝ち)

▼2015阪神JF
1着メジャーエンブレム
2着ウインファビュラス (福島1800未勝利勝ち)
3着ブランボヌール (のちにキーンランドC勝ち)

デンコウアンジュは12番人気、ウインファビュラスは10番人気での激走だった。なにしろ、わかっていても当日買えないファンがたくさんいるから、馬券がおいしくてしかたない。

そしてこれから秋の牡馬混合1800新馬戦を楽々勝つような牝馬がいたら、ぜひ桜花賞まで追っかけてほしい。
それが来年の「ジュエラー」に間違いないからだ。

この記事の作者

のりき 夢丸
のりき 夢丸
馬と日本酒と時代劇をこよなく愛するフリーライター。 モットーは「人の行く裏に道あり花の山」。 最近はドローンに興味津々の毎日。 競馬血統ブログ「ほぼ毎週競馬ナビ」にて執筆中。
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