知る人ぞ知るドコモ口座

携帯電話やスマートフォンのキャリアでドコモを選んでいる人はとても大勢います。しかし、ドコモ口座を知っている人は多いといえるでしょうか？あなたもドコモユーザーではありませんか？ドコモ口座の名前くらいは聞いた気がする程度かもしれません。

実際、ドコモのホームページを見ても、ドコモ口座はあるのかないのかわかりません！
探す能力の問題だけではないはずです。ところが、このドコモ口座は昨日今日始まったサービスではありませんでした。

ドコモ口座を簡単に説明すれば、登録ユーザーが自分のドコモ口座に資金をチャージしておいて、必要に応じて指定する相手に送金したり、逆に送金を受けたりすることができるというものです。しかし、それならドコモ口座でなくても普通の銀行口座で十分なのでは？と思うところです。それで終わる話なら、ドコモ口座は存在していないでしょう。

ドコモ口座はバーチャルなシステムですから、インターネット上で銀行口座よりも手軽に使えるのは当然として、visaプリペイドを利用できるのです。このため、visaマークの加盟店で楽々ショッピングができます。クレジットカードを持っていないオヤジが、デビットカードを使っている感覚に似ています。送金は相手の電話番号だけでできます。

しかも、ドコモ口座の送金機能には残高がなくても送れるという優れたモノがあります。ケータイ払いのメカニズムで最大2万円までは後払いで送金できます。つまり、翌月の電話料金と一緒に請求されるアレです。この機能を利用すれば、デビットカードどころか、ホンモノのクレジットカード並みの決済が可能になります。

いま増えている後払いシステム

一時的に手持ちがないからクレジットカードで買い物をするというオヤジは、その必要がなくなるかもしれません。クレジットカードは限度額が多いこともあって誰でも持てるわけではありませんし、審査が行われて実カードが届くまでは原則使えません。また、ヘンなところで信用情報にかかわるリスクがあります。しかし、ドコモ口座もそこで使うvisaプリペイドも、ネットで申し込めばすぐに使用可能です。審査はありませんし、信用情報とも無関係です。申し込み開始から利用までホンの数分かかるかどうかの出来事です。

さて、ドコモ口座そのものは後払いシステムというわけではありませんが、しっかりと後払いに使えます。現在、このような後払いシステムが増えているようです。携帯電話キャリアだけでなく、たとえばニッセンの「＠払い-ニッセンCOLLECT」などがあります。

クレジットカードは不正利用されるおそれがあるなど、ネットの知らない店では使いにくい面を持っています。そんなときに、ドコモ口座や＠払いといったサービスが重宝されるわけです。クレジットカードのような存在とは異なるため、後払い限度額が高くない点も安心できるポイントです。使いすぎて破産するようなことは考えにくいでしょう。但し、クレジットカードの枠が一杯で使えない状況で、さらなる後払いを求めて利用するのは危険です。