筆者は喫煙者ですが、最近電子タバコを喫煙コーナーや筆者の周りで喫っている人を本当によくみかけるようになりました。流行というのはメディアが騒ぎ立てて無理やり流行りものにしてしまう、ようなところがあり、よくメディアでは見かけるけれど実際に街で、それを使っている人は見たことないなあ……、なんてものが多いので、電子タバコもその類だろうと、喫煙者である筆者は〝タカ〟をくくっていました。

ところが、どうやらこの電子タバコの愛用者の増加は本物っぽいです。ここまで街で利用者をみかけるということは、実際にその何倍、何百倍、何千倍の人たちが実際に愛用しているということですからね。

これは新しいもの好きの筆者も試してみねばならない、と早速、取引先の方がサンプルとしてもらった、というものを譲り受けて喫ってみました。

iQOS(アイコス)

筆者はよく知らなかったのですが、電子タバコにもいろいろな種類があるそうですね。少し調べてみるとその種類というか発売元の製品によって喫い心地などにも大きな差があるようです。

筆者が試したものはiQOS(アイコス)という製品なのですが、発売元はフィリップモリスという事で、筆者が普段から愛用しているマルボロと同じ発売元でした。

感想

電子タバコは通常の煙草に含まれているといわれている一酸化炭素、ヒ素、アセトン等々といった発がん性があるといわれている成分を含んでいないそうです。そのかわりニコチンは含まれています。したがって実際に喫ってみると、喫った瞬間、喉にガツンと来る（わかりますか？ちょっとうまく言えないんですが）〝あの感じ〟はちゃんとあります。

筆者は他の電子タバコを喫ったことがないので、はっきりとは申せませんが、この感じがあまりない電子タバコもあるそうです。そういった意味では、このアイコスはちゃんと〝あの感じ〟がありますので、煙草喫い、にとっていちばん大切な〝喫ってる感〟はきちんと実感できると思われます。

煙は？？

〝煙草喫い〟にとって吐き出す煙の量というのも〝喫ってる感〟を実感できる目安ではないか、と筆者は考えています。個人的には大量の煙が出た方が、その感覚を満たすことができると筆者は考えているのですが、残念ながらアイコスに関しては煙はほとんど出ません。ちなみに煙草独特の臭いもほとんど（多少はありますが、煙草の臭いとは全く異質なものです）ありません。

ただ、煙の量も臭いに関しても筆者は筆者なりの〝喫ってる感〟基準で申し上げているわけですが、副流煙や臭いの他人への影響をより重んじていらっしゃる方には、ちゃんと喫ってる感があり、煙も臭いも気にならないので最適ではないでしょうか。そして何よりも煙草の喫い心地を体感できつつ、身体への害が少ない、という点は大きいように思われます。

あくまでも健康志向

ちなみにコスト面でのメリット（カートリッジが２０本入りで４６０円、カートリッジは通常の煙草１本分）はありませんので、あくまでも健康面やエチケット面に気を遣う方向けと考えた方がよいようです。