日本がアメリカの51番目の州になったら?

  • 2017/06/30
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日本はアメリカの51番目の州だという冗談

1945年8月15日、大日本帝国がポツダム宣言を受諾して無条件降伏により敗戦を迎え、玉音放送が流れたこの日から、事実上日本はアメリカ合衆国の占領下に入ります。そして、その体制は平成29年の今日でも変わらないとする意見があります。在日米軍によって占領が続いているとする考えです。

事実上日本はアメリカ合衆国の占領下に入っている

67年前のサンフランシスコ講和条約で独立を回復してはいますが、何かにつけてアメリカの意向に沿った国家運営がなされており、そもそも、日米安全保障条約で国防をアメリカにおんぶに抱っこした状態では、アメリカの州と同じではないかと考えるオヤジがいるのも無理はないかも知れません。

その象徴的な冗談が日本はアメリカの51番目の州だというものです。ただ、現実には現行の米国の制度上、そして、日本の制度上で日本がアメリカの51番目の州になることはありません。まず、アメリカが嫌がります。アメリカにとって、太平洋の西側、極東地域の防衛拠点としては「他国」である日本が必要なのです。国家を単位として動いている地球上の社会においては、国家は自国と自国民に責任を負います。1億2000万を超える人口に新たな責任を持つなど、誰が考えても避けたいことでしょう。

それはそれとして、もし、アメリカが1億人の新しい自国民を歓迎するとした場合、そして、日本と日本国民がそれを受け入れた場合、いったいどのようなことになるのでしょう。

国家は自国と自国民に責任を負う

 

アメリカになれば普通に戦うことになる

ジャパン州とでも呼ぶのかどうかはわかりませんが、日本がアメリカの51番目の州になった場合、最初に考えられるのは「日系大統領」の誕生問題です。アメリカ大統領選挙は、各州の選挙人を選ぶことがメインですが、州が持つ選挙人の数は人口にある程度比例します。そして、選挙人の投票で大統領が決まります。そうなると、他の50州では比較にならないほど人口の多いジャパン州から大統領が出る可能性も考えられます。ただ、ジャパン州以外の人口は3億人を超えており、ジャパン州が単純に多数派というわけではありません。

しかし、可能性はある程度考えられることであり、この点もアメリカが日本を州にはしたくない理由といわれています。

さて、現実的に日本人に関係してくる点としては、国防・軍事の面が考えられます。自衛隊はアメリカ軍の一部となるでしょう。ジャパン州軍としては規模が大きすぎます。そして、現在アメリカが行っているアジアやインド洋、中近東などの海域や拠点での活動を、アメリカ軍の日本軍(太平洋軍や大西洋軍などと同等の呼称)が行うことになるはずです。つまり、戦争が身近なものになるのです。尤も、空母を持っていない点が気になりますが、これは従来の第七艦隊など在日米軍の一部が日本軍に組み込まれることで解決します。

アメリカになれば普通に戦うことになる

そのときの大統領が誰かはわかりませんが、強気の人間が就任していた場合、日本軍がアジア地域での武力による制裁に投入される可能性もかなりのものとなるでしょう。但し、外様である日本人にそこまでの武力を持たせることはないとする意見もあり、実際にどうなるかは微妙です。

空想に過ぎないアメリカの51番目の州としての日本ですが、これを望むかどうかはあなた次第です。利益はほとんどなさそうですが…。

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