iMac Proのモンスターぶりに 次のMac Proはいくらになるんだ!?の「悪寒」

  • 2018/01/01
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  • のりき 夢丸
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出ましたぁ弩級戦艦プロ号が

出ましたぁ弩級戦艦プロ号が

かねてからの発表通り、2017年12月にAppleからオールインワン型の新型デスクトップである「iMac Pro」がお目見えしました。

そのグレイなボディにまとう装備はまさに「モンスター級」。
何人たりとも「期待はずれ」とは言わせん!とばかり、大きさは変わらぬ筐体に「ドーピング級」の18コアCPU、128GBのRAM、Radeon Pro VegaGPU、5Kディスプレイが増し増し盛り盛りに。
お店ギャルのヘアさながら、盛りゃあいいってもんでもありませんが、とにかくプロ向けの期待を裏切らない仕上がりのようなんであります。

従ってそのお値段も白目をむきそうな「税別558,800円から」に設定され、フルスペなら魅惑の100万超え。
正直「本当に私はその道のプロかどうか」これを買えるかどうかでふるい落とされるのではないか、といらぬ心配をしたいほどの強気なんであります。

 

ついていけなくて当然ですから悲しまないで

ついていけなくて当然ですから悲しまないで

最初に申し上げておくと、ある一定層いらっしゃると思われる「先代iMacで事足りる」プロクリエイターの方々には、このグレイの怪物は優しく微笑みません。
あわよくば「社の予算が許せば新型に買い換えたいなあ」と思っていた方、本当に残念でした。

まだiMacではなく、Mac Proが銀色の四角い筐体に包まれていた古い時代、ある研究施設の上司の命で、当時のMac Proを「量販店いいなり」のどんぶり価格設定で導入した寒すぎる場面に出くわしましたが、あのくらい予算に鈍感でないとこの怪物は手に負えませんわ。

そういう方には「先代Mac Pro」つまり黒ゴミ箱のバージョンアップ版(または安い旧型でも)がかなりおすすめかもしれません。
Apple特有のRetinaディスプレイをどうするか、という追加課題はあるものの、旧型整備品なら21万円台(税別)からXeonクアッドコアが使えますからね。

排熱問題もiMacと比べるならどっこいどっこいなのでは?
排熱困難はオールインワン型の宿命であり、そのうち新型iMac Proでさえ、なにか騒がれ始めるかもしれませんしね。

Mac Pro開発続行にはホッとしたけど

Mac Pro開発続行にはホッとしたけど

さてこの怪物発表の際に、次期Mac Proについてもアナウンスが少し流れたそうです。
とはいえ、主旨は昨春に話題となった「デザイン一新」「モジュール式採用で自らアップグレード可能な構造に」の繰り返しのようで、開発が進んでいるから安心してね、といった類いの話だったようです。

今回ついiMac Proの「一足飛び」進化に目を奪われてしまいましたが、実はどのコアクリエイターさんも本当に待ち望んでいるのは、この次期Mac Proの正統進化であるはずです。
こちらを他陣営がうらやむ仕様に、また使い勝手抜群の構造にしていただかないと、今度こそ「Mac Pro民族大移動」が起きてもおかしくない(もう一部は起きているやも)はず。

ですが、今回盛り盛りのiMac Proを見るにつけ、心配なことがまたひとつ増えました。

できれば盛らないでほしいのですが、Appleさん

できれば盛らないでほしいのですが、Appleさん

個人的ながら、次代Mac Proに望みたい立ち位置はiMacより上とか下とかそういうことではなく、報道通りの

▼自分で自由に盛り盛りもれるモジュール式

これを間違えてほしくないわけです。
私的には、盛った完成品がほしいのではなく、MacOSで動く好みのパーツを整然と盛れるスペース&デザイン空間がほしいのであって、あえて言うなら最安設定は

▼盛っていない空っぽ

でもいいのです。

でもそれは完成品ブランドとしては許されないでしょうから、せめて「梅」設定は先代Mac Proと同等のパーツに抑え、性能比較可能なリーズナブルタイプでもいいでしょう。なにしろ

▼今度のiMac Proより高くて当然の100万円激辛梅設定

だけはおやめください。

あれを見ると、どうも壮大なカン違いの予感がして、今から買いたくもないのに中古黒ゴミ箱を探す羽目になる気がしてならないんですけど…。

この記事の作者

のりき 夢丸
のりき 夢丸
馬と日本酒と時代劇をこよなく愛するフリーライター。 モットーは「人の行く裏に道あり花の山」。 最近はドローンに興味津々の毎日。 競馬血統ブログ「ほぼ毎週競馬ナビ」にて執筆中。
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